SamsungはGalaxy Sシリーズ10周年となる2019年の前半に新しいフラッグシップ機のGalaxy S10、S10+を発表する見込みです。
Galaxy S10の試作機のリーク画像
SPARROWS Newsによると、Galaxy S10は韓国で初めて5Gに対応したスマートフォンになるようです。
YouTube上には5Gを使ったビデオ通話の様子の動画も投稿されています。しかし、これだけ見ても5Gの威力はよくわかりません。5G対応はネットワークの整備が進んで初めて効果を発揮する性能なので、スマホのスペックのみで判断することはできません。
Galaxy S10らしき機種とiPhoneの比較画像
Weibo上ではGalaxy S10のものとみられる試作機の画像が出回っています。
これを見るに、Galaxy S10はノッチ、パンチホールなどの変わったディスプレイではなく、Galaxy S9と同じようなインフィニティ・ディスプレイを搭載するようです。
背面はこんな感じです。わかりづらいですが、3つのレンズを搭載していることが確認できます。横に長いカメラ部は、Galaxy Note 9を彷彿とさせます。
わかりやすいほうの画像
背面にも前面にも指紋認証らしきものが見られませんので、Galaxyとしては初のディスプレイ内指紋認証を搭載する機種になるかもしれませんね。指紋認証を省略して虹彩・顔認証ロックのみになる可能性もあります。
Galaxy S10 Plusのレンダリング画像
CADベースのレンダリング画像を作る集団として有名な@OnLeaksと91Mobilesから、高画質なGalaxy S10 Plusのレンダリング画像も公開されています。
91mobilesのGalaxy S10 Plusのレンダリング画像は、背面のレンズがWeiboでのGalaxy S10のリーク画像と違って4つあります。
カメラを4つ搭載している機種といえば、Samsungから発売されたGalaxy A9があります。
Galaxy A9のカメラは、
・120°も映る広角カメラ(800万画素、F2.4)
・メインレンズの2倍望遠の望遠カメラ(1000万画素、F2.4)
・高画素、明るいメインカメラ(2400万画素、F1.7)
・深度測定用カメラ(500万画素、F2.2)
の4つになっています。
Galaxy S10 PlusはGalaxy A9と同じかそれ以上のスペックのカメラになるかもしれません。
ディスプレイ側を見ると、これまたリーク画像と違い、パンチホールが空いたディスプレイになっています。
パンチホール式スマホについてはこちらから
このディスプレイに関しては次項で詳しく解説します。
パンチホール中のインカメラはデュアルカメラになっており、パンチホールも横に長い形を取っていますね。
ディスプレイ部は完全なベゼルレスではなく、上部と下部にちょっと太いベゼルがあります。また、下部の端子類を見ると、イヤホンジャックがしっかり搭載されていることが確認できます。
91mobilesでは、ここで紹介した画像以外にも様々な高画質レンダリング画像がありますので、気になる方はソース元記事を見てください。
また、YouTubeにも360°の動画が上がっています。
91mobilesによると、Galaxy S10 PlusはSoCがオクタコアのExynos 9または新発表のSnapdragon 855で、RAM / ROMは6GB / 64GBです。ディスプレイはズルトラと同じ6.44インチで1440 x 2960pxのSuper AMOLED液晶を採用するようです。
カメラは深度測定用を除き、16 MP + 16 MP + 13 MPのトリプルレンズカメラであり、インカメラは8 MP + 5 MPのデュアルレンズカメラになるようです。また、バッテリーは3700mAhで、USB Type-Cによる高速充電に対応します。
価格は約11万円で、2019/2/9に発売される見込みです。
Galaxy S10 Plusのディスプレイについて
91mobilesに掲載されたレンダリング画像から見るに、Galaxy S10 Plusはパンチホール式スマホになるようです。
Samsungは開発者会議のSDC2018において、ノッチの解決法として、「Infinity-U」「Infinity-V」「Infinity-O」「New Infinity」の4種類を示しており、そのうちパンチホール式はInfinity-Oに相当します。
This is Samsung’s first Infinity-O smartphone: Galaxy A8s
(render based on leaks) pic.twitter.com/GdcOWHtENT
— Ben Geskin (@VenyaGeskin1) 2018年11月24日
また、Infinity-Oのディスプレイを搭載したスマホとして、Galaxy A8sを発表しています。Galaxy S10 Plusが同じ技術を使う可能性は十分にあるでしょう。
この情報を裏付けるリーク画像がTwitter上に流れています。
Galaxy S10+ protective film pic.twitter.com/zTV3qHEdOJ
— Ice universe (@UniverseIce) 2018年12月4日
中国の有名リーカーのIce Universe氏は、Galaxy S10 Plusの保護フィルムの画像を公開しました。
When you find that almost all mobile phones are designed this way in 2019, you don't think this is a strange design. Samsung is only the first to do so, just like people's attitude toward the iPhone's Notch. pic.twitter.com/WbZv0BM5rM
— Ice universe (@UniverseIce) 2018年12月4日
また、同氏はGalaxy S10 Plusのものと思われる実機画像の写真も公開しています。これをみるに、Galaxy S10 Plusはやはりパンチホール式のスマートフォンになりそうです。
ただ、過去にSamsungが発表したパンチホール式スマートフォンのGalaxy A8sは左上にパンチホールがありましたが、S10シリーズは右上になっているのが少し気になる所です。
ケースについて
ケースを製作しているOlixarは、Galaxy S10 Lite, Galaxy S10, Galaxy S10 Plusのケースを既に発表しています。このケースを見ると、リーク通りのものができそうです。
Galaxy S10用のケース
Galaxy S10シリーズは全てパンチホール式のインカメラを搭載し、画面占有率は高め。S10とS10 Liteはトリプルカメラで、S10 Plusはカメラが四つあります。
Olixar社は過去にも発売前の機種の3Dデータを手に入れ、発表前にケースを販売した実績があります。そのため、今回のこのリーク画像は正しい可能性が高いです。
まとめ
来年のSamsungのフラッグシップ機種であるGalaxy S10シリーズは、S10が今まで通りのデザインのディスプレイを採用する一方で、S10 Plusはパンチホール式のディスプレイを搭載するようです。
どちらのスマートフォンもGalaxy S5の頃には考えられなかったほどデザインが洗練されてきており、かっこいいと思います。Galaxy S10とS10 Plus果たしてどちらが人気になるのでしょうか?
【追記】Galaxy S10 Liteについても少しずつ情報が出始めています。
Source : SPARROWS News, 91mobiles, Twitter(1), Twitter(2), mobilefun.com
パンチホール、ノッチよりダサくないか?
ゲーム等、そこに表示される部分はどうなるんだろう。