【4/21訂正】Oppo Ace2にイヤホンジャック搭載と記載してありますが、非搭載でした。以下の文章は訂正してあります。大変失礼いたしました。
世界シェアTOP3を目指して争うライバル同士であるXiaomiとOppo。今回は、その両社から発売された5Gフラッグシップ機、Mi 10とOppo Ace2を比較していきます。
目次
スペック比較:かなり似ている
2機種の主なスペックは下記の通りです。詳細なスペックの比較はこちら。
スペックシートでは全体的にかなり似ています。両機種ともプロセッサーにはSnapdragon 865を搭載。ディスプレイのリフレッシュレートも90Hzと、現時点では世界最高レベルのスペックを誇ります。もちろん5Gにも対応しており、性能不足で困ることはまずないでしょう。
OS – いずれもiOSライク
・Mi 10: MIUI
・Oppo Ace2: ColorOS
MIUIはXiaomiがandroidを独自にカスタマイズしたOSです。全体的にiOSライクなデザインで、シンプルかつ使い勝手が良いものに仕上がっています。ただし初期アプリ、独自アプリが多めです。ただ、OSアップデートはかなり充実しています。
ColorOSはOppoがandroidを独自にカスタマイズしたOSです。こちらも全体的にiOSに似たデザインが特徴となっていますが、他のカスタムOSに比べクセがあると言われています。
両機種のOSの共通した特徴は、初期設定でドロワーがないことです。個人的にこれはかなり不便に感じます。アプリをインストールするたびにホーム画面が一つ追加されたり、ほとんど使わないアプリもホーム画面に置かなければいけないのは結構ストレスです。
ただしColorOSの方は設定でドロワーありに変更できるようです。MIUIも中国国内モデルには設定があるようですが、グローバル版には現在のところ設定項目がありません。
デザイン - シンプルなMi 10と、スタイリッシュなAce2
・Mi 10:リアカメラは背面左上、パンチホールは前面左上
・Oppo Ace2:リアカメラは中央、パンチホールは前面左上
大きく異なるのはリアカメラ部分です。Mi 10の場合は背面左上にカメラが位置している一般的なデザインです。対してAce2のカメラは中央に四つが円形にまとめられており、言ってしまえばMotorolaのスマホデザインに似たものとなっています。
ディスプレイ側のデザインはほぼ変わりませんが、Mi 10はエッジディスプレイになっているのに対し、Ace2はフラットな通常のディスプレイです。
サイズと重量 - Oppo Ace2はやや軽め
・Mi 10:幅74.8 x 高さ162.6 x 厚さ9.0mm、重さ208g
・Oppo Ace2:幅75.4 x 高さ160.0 x 厚さ8.6mm、重さ185g
本体サイズはほぼ変わりませんが、重さには大きな違いがあります。Mi 10は208gなのに対し、Ace2は185gと5Gスマホとしてはちょっと軽めです。いや、それでも重いんですけどね。
20gというと結構体感が違うので、重いのが気になる方はAce2がお勧めです。
カメラ性能 - Mi 10の圧勝
・Mi 10:リアカメラ 108 + 13 + 2 + 2MP、インカメラ 20MP
・Oppo Ace2:リアカメラ 48 + 13 + 2 + 2MP、インカメラ 20MP
Mi 10はかなりカメラ性能に力を入れたスマホです。特にリアカメラ108MPは世界最高級です。新圧縮フォーマット、HEIF(High Efficiency Image File Format)に対応しているため、データサイズも60%以上もサイズが削減にできます。
対してAce2のカメラスペックは、ハイエンド機としては至って普通といった感じです。ただ、Oppoのカメラは基本的に優秀といわれます。
バッテリー性能 - 一長一短
・Mi 10:4,720mAh(30W急速充電、30Wワイヤレス急速充電、10Wリバースワイヤレス充電)
・Oppo Ace2:4,000mAh(65W急速充電、40Wワイヤレス急速充電対応、10Wリバースワイヤレス充電)
5Gスマートフォンは一般的に、従来のものよりバッテリー消費が多くなると言われています。ハイエンド機は元々バッテリー消費が激しいため、5GスマートフォンとしてはAce2の4000mAhは若干心もとないかもしれません。対してMi 10は重量を犠牲にし、4720mAhと安心感のあるバッテリーを搭載しています。
しかし充電速度はOppo Ace2に軍配が上がります。Ace2はSuperVOOC 2.0というOppoの独自技術で65Wという驚異的な充電速度を誇ります。また、ワイヤレス充電も40Wと世界最速レベルです。
その他
・Mi 10:ステレオスピーカー搭載、イヤホンジャックなし
・Oppo Ace2:ステレオスピーカー搭載、イヤホンジャックなし
Mi 10とOppo Ace2共にイヤホンジャック非搭載・ステレオスピーカーを搭載です。加えて、Mi 10はマイク音質も評価されています。動画撮影などをする場合は評価点の一つになるかもしれません。
価格 - 両方ともコスパは高い
・Mi 10:8+128GBモデルが3999元(約61,000円)
・Oppo Ace2:8+128GBモデルが3999元(約61,000円)
(※価格はどちらも発売時。)
価格は8+128GBモデルが約61,000円とほとんど同じです。5G対応のハイエンドスマートフォンとしてはかなりコスパが良いですが、グローバル版では値上げされる可能性が高いです。
総評 - カメラを使うならMi 10
全体的な性能を見ると若干Oppo Ace2が勝っているように思えますが、Mi 10のカメラ性能はそれを補って余りあります。ただし普段写真を余り撮らないのならば108MPのカメラは宝の持ち腐れですし、軽くて充電速度も速いAce2がお勧めです。
筆者は熱烈なXiaomiファンなので最終的に買うならMi 10ですが、Oppo Ace2を買わない理由も見つかりません。決め手となるのは結局、メーカー/ブランドの好みなのかもしれませんね。
スペック比較ページのご紹介
telektlistでは、今回のようなスペック比較が簡単に行えるページがあります。
スマートフォンの購入で迷った際は、ぜひお試しください。
ColorOS 7がiOSライクで他よりクセがあると言いますが筆者はColorOS 7を触ったことはあるのでしょうか?上記の特徴はColorOS 6までであって7からはrealme UIと同様のAndroidにかなり近い味付けでとてもクセのあるOSではありませんよ