Black Sharkより最新モデル、Black Shark 5、5 Pro、5 RSが中国にて正式発表。
5 Proが最新のSnapdragon 8 Gen 1、5はSnapdragon 870、RSはRAMストレージ構成によってSnapdragon 888か888+を搭載と、870以降のSnapdragon 8シリーズが揃い踏みのラインナップとなっています。
目次
Black Shark 5
- Snapdragon 870
- 6.67インチ(2,400×1,080p 20:9)Samsung E4 AMOLEDディスプレイ(中央パンチホール)最大輝度1,300nit 感圧式タッチ対応 MEMC
- 144Hzリフレッシュレート・720Hzタッチサンプリングレート
- 8/12GB LPDDR5 RAM + 128/256GB UFS3.1 ROM
- 4,650mAhバッテリー、120W有線、QC/PD充電に対応(分で満充電可能)
- 側面指紋認証
- リアカメラ:64MPメイン(f/1.79)+13MP超広角(f/2.4 120°)+2MPマクロ、最大4K60FPS動画撮影対応
- インカメラ:16MP 最大1,080p30FPS動画撮影対応
- ステレオスピーカー
- 物理LRショルダートリガー
- Wi-Fi 6
- Bluetooth 5.2
- NFC
- JOYUI 13
- 163.83×76.25×10mm、218g
- 充電器付属(120W)
Black Shark 4、4Sと続けて採用されてきたSnapdragon 870ですが、今回も無印モデルとなる5では同SoCを継続採用。
デザインにおいては、Black Shark 3、4シリーズと背面中央配置されてきたカメラモジュールが左に移動し、RGBライトがその横に位置するなど新しい見た目に。またこれまで同様、Proモデルなど他モデルと比べて全体的にスッキリとしたデザインとなっています。
4Sから変わった点としては、バッテリーが150mAh増加し、その分サイズも大きく。メイン、超広角カメラの解像度がそれぞれ48→64MP、8→13MPに増え、マクロ、インカメラの解像度がそれぞれ5→2MP、20→16MP減ったといったところ。
またイヤホンジャックは非搭載となっている模様です。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/8/18/19/26/28a/34/38/39/40/41
- 5G : N1/N3/N5/N8/N28a/N41/N77/N78
約5.4万円から
カラーは暗宇黑(ブラック)、探索灰(グレー)、曙光白(ホワイト)の3色展開。予約は既に受付開始となっており、現地時間4月2日午前9時30分(日本時間同日午前10時30分)より販売開始。価格は以下の通りです。
- 8GB+128GB 2,799元(約5.4万円)
- 12GB+128GB 2,999元(約5.8万円)
- 12GB+256GB 3,299元(約6.3万円)
Black Shark 5 Pro
- Snapdragon 8 Gen 1
- 6.67インチ(2,400×1,080p 20:9)Samsung E4 AMOLEDディスプレイ(中央パンチホール)感圧式タッチ対応 MEMC
- 144Hzリフレッシュレート・720Hzタッチサンプリングレート
- 8/12/16GB LPDDR5 RAM + 256/512GB UFS3.1+SSD ROM
- 4,650mAhバッテリー、120W有線充電、QC/PDに対応(分で満充電可能)
- 側面指紋認証
- リアカメラ:108MPメイン(ISOCELL HM2 f/1.75 1/1.52)+13MP超広角(f/2.4 120°)+5MPマクロ、最大4K60FPS動画撮影対応
- インカメラ:16MP 最大1,080p30FPS動画撮影対応
- ステレオスピーカー
- 物理LRショルダートリガー
- Wi-Fi 6E
- Bluetooth 5.2
- NFC
- JOYUI 13
- 163.86×76.53×9.5mm、220g
- 充電器付属(120W)
ProモデルとなるBlack Shark 5 Proは、SoCに最新のSnapdragon 8 Gen 1を採用し、Antutuスコアは1,129,716点とのこと。デザインは前モデル同様にメカメカしいラインが背面に走り、無印モデルよりも主張が強いものとなっています。
またこちらもイヤホンジャックは非搭載の模様です。
ストレージでは前モデル同様にUFS 3.1とSSDを組み合わせたものを採用。前世代のものと比べてランダムの読み書き性能が向上しているとのこと。
冷却性能に関しては、5,320㎟のVC液冷や合計11,074㎟のグラファイトシートなどを搭載。
またVC液冷は、上に流れる能力を高めたものを採用しており、凝縮水流量は30%、VCにおける包括的な熱伝導率は50%向上しているとしています。
某オープンワールドRPGでは、約43分のゲームプレイ(最適化有り)で平均フレームレートが58.8fps、端末の最高温度が46.9℃となったとのこと。
4,650mAh+120W超急速充電対応
バッテリー容量は4S Proよりも150mAh多い4,650mAhとなり、120W超急速充電に対応。スピードモードでは15分、ノーマルモードでは24分で満充電が可能に。また、直接電力を供給するバイパス充電にも対応しています。
磁力式ショルダートリガーを搭載
ゲーミングスマホではお馴染みのショルダートリガーは、前世代に引き続き、磁力式のものを採用。カメラの起動やフラッシュライトなど特定の動作を割り当てることが可能で、普段使いでも便利なものとなっています。
感圧式タッチに対応
こちらも前世代に引き続き、ディスプレイは感圧式タッチに対応。対応面積は、おそらく前世代と比べてと思われますが、16%増加しているとのこと。
その他ディスプレイスペックは、サイズや144Hzリフレッシュレート、720Hzタッチサンプリングレート対応など、4S Proと違いはありません。
カメラについては、108MPメイン、13MP超広角、5MPマクロの3眼構成と、ゲーミングスマホとしては十分なものに。
4S Proはそれぞれ64MP、8MP、5MPであったため、解像度に関しては前モデルより向上を果たしています。
マイクを4つ搭載
またマイクは、通常で2つ、多くても3つが相場なところ、本機は4つも搭載。動画撮影でズームした部分の音にフォーカスできるAudio Zoomにも対応しています。
DxOMarkでオーディオ性能で1位に
スピーカーは左右対称に配置されたステレオスピーカーとなり、DxOMarkのオーディオランキングでは86点で1位を獲得。
JOYUI 13
Black Shark 5及び5 Proは、Black Sharkのカスタムスキン最新バージョン、JOYUI 13を搭載。
特徴としては、Black Sharkのヴァーチャルアシスタント(マスコット)、鲨鲨酱(シャーシャージャン)のQQ飞车(日本版は爆走ドリフターズ)との共同開発スキン、マクロにおけるAI判別機能、バイブレーションパターンのカスタマイズ機能など。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28a/34/38/39/40/41
- 5G : N1/N3/N8/N28A/N41/N77/N78/N79
約8.1万円から
カラーは陨石黑(ブラック)、天宫白(ホワイト)の2色のみ。こちらも予約は既に受付が開始されており、現地時間4月2日午前9時30分(日本時間同日午前10時30分)より販売開始。価格は以下の通りとなっています。
- 8GB+256GB 4,199元(約8.1万円)
- 12GB+256GB 4,699元(約9万円)
- 16GB+512GB 5,499元(約10.6万円)
Black Shark 5 RS
- Snapdragon 888/888+
- 6.67インチ(2,400×1,080p 20:9)Samsung E4 AMOLEDディスプレイ(中央パンチホール)最大輝度1,300nits 感圧式タッチ対応 MEMC
- 144Hzリフレッシュレート・720Hzタッチサンプリングレート
- 8/12GB LPDDR5(6,400Mbps)RAM + 256GB UFS3.1+SSD ROM
- 4,500mAhバッテリー、120W有線充電、QC/PDに対応(分で満充電可能)
- 側面指紋認証
- リアカメラ:64MPメイン(ISOCELL GW3 f/1.79 1/1.97)+8MP超広角(120°)+5MPマクロ、最大4K60FPS動画撮影対応
- インカメラ:20MP 最大1,080p30FPS動画撮影対応
- ステレオスピーカー
- イヤホンジャック
- 物理LRショルダートリガー
- Wi-Fi 6E
- Bluetooth 5.2
- NFC
- JOYUI 12.8
- 163.69×76.21×9.9mm、220g
- 充電器付属(120W)
今回新たにラインナップに加わったRSですが、SoCには8GB+256GBモデルがSnapdragon 888、12GB+256GBモデルがSnapdragon 888+を採用しており、カメラモジュールからも見て分かる通り、Black Shark 4 Pro / 4S Proとあまり変わりないものとなっています。
また5、5 Proではイヤホンジャック非搭載となっている一方、本機は4 Proと4S Proが元であるためか、イヤホンジャックは搭載されています。
変わった点としては、カメラモジュール下のデザイン、RGBライトの形状、そして目立つ新色のイエローが追加。
他の違いとしては、5 Proでも採用されている逆重力VC液冷を搭載したことにより、冷却性能の向上が見込めるといったところで、ディスプレイ、バッテリー、カメラ等スペックシート上に違いはありません。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/8/18/19/26/28a/34/38/39/40/41
- 5G : N1/N3/N5/N8/N28a/N41/N77/N78
約6.3万円から
カラーは天穹黑(ブラック)、耀星黄(イエロー)の2色が用意。他2機種同様予約は既に受付開始となっており、現地時間4月2日午前9時30分(日本時間同日午前10時30分)より販売開始。価格は以下の通りです。
- 8GB+256GB (SD888) 3,299元(約6.3万円)
- 12GB+256GB(SD888+) 3,799元(約7.3万円)
アクセサリー類
新たなアクセサリー類も同時発表されており、見た目がユニークなGaN 120W充電器は269元(約5,200円)。
40dBノイズリダクション、12mmドライバー、85msレイテンシー、合計30時間のバッテリー持ち、IPX4、Snapdragon sound対応などが特徴のTWSイヤホン ノイズリダクション版は、399元(約7,700円)。
王者栄耀のキャラクターをテーマにした外付け冷却ファン(2 Pro)は、219元(約4,200円)となっています。
またBDC(Black shark Diverse Cosmos)との名前で、スマホケースやアパレル、スーツケースなどのグッズ展開を公表。発売時期や価格などは執筆時点で不明ですが、スマホケースに関しては京東にて59元(約1,100円)で予約受け付け中となっています。
Black Shark 5 / 5 Pro 中国航天版
昨年4月より建設が行われている中国の天宮号宇宙ステーションをテーマに、北京神舟航天文化创意传媒有限责任公司とともにデザインされた、Black Shark 5 / 5 Pro 中国航天版も同時発表。端末はもちろん、付属品や化粧箱も特別にデザインされたものとなっています。
5 Proは、RGBライト部分がロケットの形となっており、磁力吸着対応専用ケース、ステッカー、充電器、ケーブルに加え、隕石の欠片が収められたネックレス、そして鲨鲨酱(シャーシャージャン)のフィギュアが付属した特別パッケージに。
一方5は、上記のネックレス、フィギュアを除いた通常のセットが付属。またRGBライトは星の形となり、通常モデル同様、Proモデルよりもシンプルなデザインに落ち着いています。
またソフトウェア面では、天宮号宇宙ステーション含め、宇宙をテーマにした壁紙、AOD、アイコンが用意。
価格は、Black Shark 5 中国航天版が12GB+256GBモデルのみで3,499元(約6.7万円)、5 Pro 中国航天版が16GB+512GBモデルで5,999元(約11.5万円)です。
またアクセサリー類にも中国航天版が用意されており、価格は以下の通りです。
- GaN 120W充電器 299元(約5,700円)
- GaN 30W充電器 69元(約1,300円)
- TWSイヤホン ノイズリダクション版 449元(約8,600円)
- 外付け冷却ファン(2 Pro) 219元(約4,200円)
- 磁力吸着対応ケース 99元(約1,900円)
まじかよ……さよならブラックシャーク