Xiaomiが出資するゲーミングブランド、Black Sharkより最新モデルBlack Shark 4および4 Proが正式発表。磁力により昇降する物理LRショルダーボタンや、720Hzタッチサンプリングレート、そのゲーミングスマホにしては控えめなデザインが特徴となっています。
Black Shark 4 Pro
- Snapdragon 888
- 6.67インチ1,080p(20:9)Samsung E4 AMOLEDディスプレイ(中央パンチホール)最大輝度1,300nit 感圧式タッチ対応
- 144Hzリフレッシュレート・720Hzタッチサンプリングレート
- 8/12/16GB LPDDR5+RAMDISK(6,400Mbps) RAM + 256/512GB UFS3.1+SSD ROM
- 4,500mAhバッテリー、120W有線、QC/PD充電に対応
- 側面指紋認証
- リアカメラ:64MPメイン(f/1.79)+8MP超広角(120° f/2.2)+5MPマクロ(f/2.4)最大4K60FPS動画撮影対応
- インカメラ:20MP(f/2.45)
- ステレオスピーカー
- WiFi 6E対応
- 物理LRショルダーボタン
- イヤホンジャック
- 163.83×76.35×9.9mm、220g
- 充電器付属(120W)
Snapdragon 888を搭載し、144Hzリフレッシュレート、720Hzものタッチサンプリングレートに対応などザ・ゲーミングスマホと言えるBlack Shark 4 Pro。
しかしながら、前モデルのBlack Shark 3 Proでは7.1インチもの超巨大だったディスプレイは6.67インチと縮小しています。
本機の特徴の一つでもある物理LRショルダーボタンですが、磁力により昇降する機構となっているようで、左右ボタンそれぞれの横に配置されたスライダーにより昇降をコントロールできるとのこと。
RAMストレージ規格については、RAMのLPDDR5+RAMDISKは通常のLPDDR5よりも最大20%速く、ストレージのUFS3.1+SSDに関しては通常のUFS3.1よりも最大で読み込み速度が55%、書き込み速度が69%速くなっているとのこと。
その差は、某QOO 7との比較画像(上)を見るに、ゲームのインストールなどにかかる時間はその半分以下と明らかです。
発表会ではこれでもかと言うほどに某QOO 7との比較をしており、原神では同機種よりも安定したFPSをアピール。
充電速度においては、5分で50%、満充電は某QOO 7より500mAh容量が多い4,500mAhにも関わらず25秒速い14分50秒で可能としています。
冷却性能に関しても、マザーボードのカバー率は30%向上し、2つの液冷等などによりCPU温度は18℃低下させることが可能とのこと。
デュアルスピーカーは現在DxO Markのオーディオランキングにて、先日発表されたMi 10Sを抑えトップとなっており、期待はできそうです。
また対応バンドについては以下の通りです。
4G:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B34/B38/B39/B40/B41
5G/N1/N3/N8/N28/N41/N77/N78/N79
Black Shark 4
- Snapdragon 870
- 6.67インチ1,080p(20:9)Samsung E4 AMOLEDディスプレイ(中央パンチホール)最大輝度1,300nit
- 144Hzリフレッシュレート・720Hzタッチサンプリングレート
- 6/8/12GB LPDDR5 RAM + 128/256GB UFS3.1 ROM
- 4,500mAhバッテリー、120W有線、QC/PD充電に対応
- 側面指紋認証
- リアカメラ:48MPメイン(f/1.79)+8MP超広角(120° f/2.2)+5MPマクロ(f/2.4)最大4K60FPS動画撮影対応
- インカメラ:20MP(f/2.0)
- ステレオスピーカー
- WiFi 6対応
- 物理LRショルダーボタン
- イヤホンジャック
- 163.83×76.35×9.9mm、210g
- 充電器付属(120W)
こちらはProモデルと比べ、SoCがSnapdragon 870となり、RAMストレージにおいては通常の規格、メインレンズは48MPになるなど一部スペックダウン。
しかしディスプレイスペックやバッテリー容量、充電速度はProモデルと変わらず、前モデルのBlack Shark 3では削られていた物理LRショルダーボタンも健在です。
【追記】発表当初公式サイトのスペック表では、Proモデル同様感圧式タッチ対応と表記されていましたが、現在その表記は削除されており、非対応である模様です。
また対応バンドについては以下の通りです。
4G:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B34/B38/B39/B40/B41
5G:N1/N3/N8/N28/N41/N77/N78
アクセサリーも豊富
ゲーミングスマホということもあり、多くのアクセサリーも同時に発表。有線イヤホンや、温度カウンターがある冷却ファン、ゲーミングらしい見た目の20,000mAhのモバイルバッテリー(Type-C×1、PD20W、USB×2、18W充電対応)、専用ケースなど。
価格はそれぞれ149元(約2,500円)、249元(約4,200円)、199元(約3,300円)、159元(約2,700円)、79元(約1,300円)、39元(約650円)となっています。
JOYUI 12.5
ソフトウェアに関しては、カスタムスキンであるJOYUIのバージョンが12.5となり、ヴァーチャルアシスタントやゲームに役立つ様々な機能が追加。
約4.2/6.7万円から
カラーはProモデルが遂空黑(ブラック)、棱镜灰(シルバー)、墨海黑(ブラック(スッキリした見た目の方))の3色、無印モデルが幻镜黑(ブラック)、墨海黑(ブラック(スッキリした見た目の方))、凌光灰((スッキリした見た目の)シルバー)、战羽青(ブルー)の4色展開。3月26日より発売開始となり、気になる価格は以下の通りです。
またProモデルには、同時発表されたイヤホン、ケース、冷却ファン、モバイルバッテリーがセットになった限定パッケージも存在しています(上画像)。
Black Shark 4
- 6GB+128GB 2,499元(約4.2万円)
- 8GB+128GB 2,699元(約4.5万円)
- 12GB+128GB 2,999元(約5万円)
- 12GB+256GB 3,299元(約5.5万円)
Black Shark 4 Pro
- 8GB+256GB 3,999元(約6.7万円)
- 12GB+256GB 4,499元(約7.5万円)
- 16GB+512GB 5,299元(約8.9万円)
- 16GB+512GB(限定パッケージ)5,899元(約9.9万円)
Proモデルと同じくSnapdragon 888を搭載したRed Magic 6やROG Phone 5がそれぞれ約6.3、6.7万円からであることを考えると、価格としてはどれも横並びといったところでしょうか。
ただ両機種と比べ、Black Shark 4シリーズはショルダーボタンが物理となっているため、そちらを好むユーザーにとっては魅力的となることでしょう。また両機種にはないSnapdragon 870搭載版がある点も一つのアドバンテージとなり得るかもしれませんね。
パンチホールで草