2/10からはじまったau Payの20%還元。久々の大規模還元祭りとなって盛り上がっていたのですが、あまりにも人が殺到してしまったため第1週は2日で、第2週は1日でキャンペーンが終了するという事態となりました。
そして、第3週は、今までは30000ポイントだった還元上限に加え、1日6000ポイントまでという新たな上限が設けられました。これにより、20%還元の上限が15万円から3万円と大幅に引き下げられ、大きな買い物ができなくなり、その影響でキャンペーン実施日数が延びるものだと思われましたが、それでも初日で終了するという事態になりました。
これまでの経緯まとめ
これまでのいきさつをまとめましょう。
まずはau Payのキャンペーン開始の第1週。telektlist含むたくさんのメディアの報道や、キャッシュレス決済への意識が高くなったこともあってか初日からたくさんのユーザーが押し寄せるという現象が見られました。
家電量販店がiPhone XSの取り扱いを始める次期ともかぶり、ビックカメラではiPhoneの購入棚が阿鼻叫喚な状態になる事態にもなりました。
ビックロ iPhone SIMフリー売り場は戦場…#auPAY毎週総額10億円キャンペーン #auPAY pic.twitter.com/GJtx147dOc
— いぬた@Gpay永久垢BAN (@kojikojidog) February 10, 2020
また、郵便局がau Payを導入した次期ともかぶっていたため転売ヤーが郵便局に殺到する事件もありました。
初日にすでに予算が尽きそう(実際底をついていたと思います)になり、翌日に終了するとの告知がなされました。
第2週になる前に新たなルールが設けられました。それは、終了前日の通知ではなく当日17時の通知になること、そして郵便局が還元の対象外となることです。
第2週は予想通り当日中に予算が尽きてしまい、そして第3週となる明日から一日上限6000ポイントまでという新たなルールが設けられることとなりましたが、それでも初日で予算が尽き、ほとんどの人が最初にauが宣伝した還元額を受けることができませんでした。
auも被害者である
第1ステージが結局合計4日で終わった上、制限が厳しくなってしまったために大きな買い物をしようとしていた人たちから不満が出るのは最もです。(かくゆう私もその一人です^^;)しかし、一番の被害者はau(ひいてはしっかり還元されるべきのauユーザー)ではないでしょうか。
ユーザーのために70億円ものお金を払って大々的にキャンペーンを展開し、みんなにau Payを広めようとしたら結果は悪評ばかり。踏んだり蹴ったりの結果です。
そもそもauは合計70億円も予算を出して20%還元をしてくれいます。auの立場を考えるとあまり文句を言うのも申し訳ないような気がします。
auの対策は不十分だった
しかし、auの対策は不十分だったことは確かでしょう。
PayPayの20%還元キャンペーン時は、100億円の予算が10日で使い切られました。つまり1日10億円の還元があったということです。
今回のキャンペーンはPayPayよりも知名度が高く、それよりも多くの人が殺到することが予想できました。毎週たったの10億円の還元であれば初日で終了することは部外者の私からでも容易に想像できます。つまり、auはあまり熟考していなかったか、最初から7日間キャンペーンを続ける気がなかっただろうというように思えるのです。
また、auは複垢対策をしていません。au IDは電話番号が複数あれば簡単に複数IDについてが作れます。PayPayなど他社のように身分証明書や銀行口座による本人認証システムを導入しなかったのは対策が不十分であるとしか言いようがありません。
一部の正しく使っていないユーザーが問題
また、(倫理的に)正しくない使い方をしている人たちの存在も大きいです。
転売自体は経済学的に合理的であり法律では禁止されていないこと、auが複数ID所持を禁止していないことをを鑑みて「(倫理的に)正しくない使い方をしている人たち」と表記しています
初日にiPhoneや切手類が飛ぶように売れたことを考えると転売を目的とした利用者が多数いたことは明確です。今回はそのような人たちが利益をすすり、普通に使おうと思っていた一般ユーザーが利益を享受できず、その結果キャンペーンがどんどん改悪されていったという形となっています。
遡ればPayPayの20%還元のときもそうでした。当時は20%還元に加え、20回に1回100%還元という超大盤振る舞いのキャンペーンでしたが、一部のユーザーが100%還元になるまで返品を繰り返すといった本来の目的から逸脱した悪質な行動をしたためか、今後同等の規模のキャンペーンは開催されなくなりました。
これほど大規模なキャンペーンをするのであれば、ユーザーへしっかり還元が行き渡るように、このような(倫理的に)正しくない使い方をする一部のユーザーへの対策をしておくべきだったのです。
悪質な転売ヤー・複垢持ちは恥を知れ
(倫理的に)正しくない使い方をする一部のユーザーの影響で今回のように悪評が目立ってしまうと、企業側もわざわざ予算を出してまでキャンペーンを開催する意味がなくなってしまいます。
企業側も我々ユーザーも20%還元と末永くお付き合いするために我々ができることといえば、モラルを持って普通にお買い物を楽しむべきではないでしょうか。
期間が伸びるのであればむしろこういう細かい利用時に便利かもですね。
最後にですが、私、telektlistライターのMoは20%還元を実施する企業を応援し、読者の皆さんに気持ちよくキャンペーンを利用してもらいたいと思っています。これからもスマホ決済を利用したキャンペーンについて報じていきますので是非活用してくださいね!
Source : au
さんざん前例があるんだから、対策してないauが完全に悪いでしょ
テンバイヤーの餌食になるなんて素人でも分かったわ