Xiaomiより、遂にMi MIX 4及びMi Pad 5、5 Proが中国にて正式発表。Mi MIX 4はSnapdragon 888+と画面下インカメラ、Mi Pad 5シリーズはSnapdragon 860/870搭載が特徴となっており、どちらもコスパに優れたモデルとなっています。
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目次
Mi MIX 4
- Snapdragon 888+
- 6.67インチFHD、1,080p AMOLEDカーブディスプレイ(画面下インカメラ)最大輝度800nits Dolby Vision TrueTone
- Gorilla Glass Victus
- 120Hzリフレッシュレート・480Hzタッチサンプリングレート
- 8/12GB LPDDR5(6,400Mbps) RAM + 128/256/512GB UFS3.1 ROM
- 4,500mAhバッテリー、120W有線、50Wワイヤレス、10Wリバースワイヤレス充電、QC4/QC3+/PD3.0に対応
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:108MPメイン(ISOCELL HMX f/1.95 1/1.33 OIS)+13MP超広角(120° f/2.2)+8MPテレスコープ(5倍光学、最大50倍ズーム OIS)、最大8K24FPS動画撮影対応
- インカメラ:20MP 最大1080p30FPS動画撮影対応
- ステレオスピーカー by Harman Kardon
- NFC
- IRブラスター
- UWB対応
- WiFi 6E対応
- MIUI 12.5
- 162.65×75.35×8.02mm、225g
画面下インカメラ搭載により真のフルディスプレイへ
初代の三辺ベゼルレスより始まり、今回のMi MIX 4にて遂に画面下インカメラ搭載の完全なるフルディスプレイを実現。Xiaomiはこれを「CUP(Camera Under Panel)フルディスプレイ」としています。
画面下インカメラ用の透過部分の画素数は400PPIとなり、先日発表されたZTE Axon 30 5Gと変わらないものに。
その下の20MPインカメラは、同様に4分の1ピクセルビニングでピクセルサイズは1.6μmとなり、AIによるアシストも。
エッジディスプレイを採用
ディスプレイは、賛否両論のあるエッジディスプレイとなっていますが、カーブはそこまでアグレッシブなものではない模様。また、最新のGorilla Glass Victusを採用している点も、その耐久性を心配するユーザーにとってはありがたいところ。
一体型セラミック製ボディ
ボディは一体型の精密セラミック製となり、30%の減量に成功。
Snapdragon 888+を初搭載
Qualcommの最新フラッグシップSoCである、Snapdragon 888+を初搭載。そのAntutuスコアは83万点としています。
120W有線・50Wワイヤレス充電に対応
120W有線、50Wワイヤレス充電に対応し、充電において、今回デフォルトモードと高速モードが用意。デフォルトモードではそれぞれ満充電まで21分、45分となり、高速モードではそれぞれ15分(80%までは10分)、28分となっています。
冷却性能
冷却性能に関しては、通常のグラファイトシートに加え、最新のグラファイト均一温度シートなるものを採用しており、総冷却面積は11,588㎟に。通常の室温下、デフォルトモードにおいて、120W有線充電で37℃を超えることはないとしています。
また、バッテリー消費を抑え、発熱を制御するバランスモードなるものも用意されており、それにより通常のSnapdragon 888搭載機よりも3~5℃低い温度に抑えることが可能とのこと。
カメラ性能はそこそこか
カメラにおいては、108MPメイン、13MP超広角、8MPペリスコープの3眼構成と、Mi 11 Ultraなどと比べるとインパクトに欠ける、といったものに。
SIMカードに関するセキュリティ機能
セキュリティ機能の一つとして、SIMカードが抜かれても、内蔵仮想SIMカードによりネットは繋がったままとなり、紛失した際にはSIMカードが第三者に抜かれたとしても、スマートフォンを探す機能などが利用可能に。
またSIMカードをスマホと紐づけることにより、SIMカードの他のスマホでの使用を不可能にすることも可能とのこと(解除可能)。
純正アクセサリー
純正ケースは149元(約2,500円)、100Wワイヤレス充電スタンドと120W充電器がセットになったパッケージは599元(約1万円)となっています。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/34/38/39/40/41(2496-2690 194MHz)/42
- 5G : n1/n3/n5/n8/n28/n41/n77/n78/n79
約8.5万円から
カラーは陶瓷黑(セラミックブラック)、陶瓷白(セラミックホワイト)、影青灰(セラミックシアン)の3色展開。8月16日販売開始となり、その価格は以下の通りとなっています。
- 8GB+128GB 4,999元(約8.5万円)
- 8GB+256GB 5,299元(約9万円)
- 12GB+256GB 5,799元(約9.9万円)
- 12GB+512GB 6,299元(約10.7万円)
Mi Pad 5
- Snapdragon 860
- 11インチ2.5K WQHD+(2,560×1,600 275PPI)LCDディスプレイ 最大輝度500nits Dolby Vision TrueTone
- 120Hzリフレッシュレート・120/240Hzタッチサンプリングレート(タッチ/ペン)
- 6GB LPDDR4X RAM + 128/256GB UFS3.1 ROM
- 8,720mAhバッテリー、33W有線、QC/PD充電に対応
- リアカメラ:13MP、最大4K30FPS動画撮影対応
- インカメラ:8MP、最大1080p30FPS動画撮影対応
- クアッドスピーカー by Harman Kardon Dolby Atmos
- MIUI 12.5(Android 11)
- 254.69×166.25×6.85mm、511g
上画像は毎度お馴染みのiPad Proとの比較となっていますが、解像度、色彩、ブルーライトカット、TÜV認証の有無で優っているとアピール。
MIUI for Pad
ソフトウェアは、タブレットに適応した「MIUI for Pad」となり、iPad OSなどにも見られるマルチタスクなどに対応。WeChatやbilibili、QQにWeiboなど中国で主流のアプリ300種類以上が対応しているとのこと。
バッテリーは8,720mAhとなり、33W急速充電に対応。91分で満充電が可能としています。またバッテリー持ちに関しては、連続で16時間動画が視聴可能とのこと。総冷却面積は27,067㎟となっています。
スタイラスペン対応
スタイラスペンに対応し、4,096段階の筆圧、240Hzサンプリングレート(タッチは120Hz)に対応。重さは12.2gとなり、それぞれ筆先、色を変えられるボタン2つを搭載。またそれによりスクリーンショットを取ることも可能です。
満充電で8時間、1分の充電で20分の使用が可能とのこと。もちろん、タブレットに磁力でくっ付き、充電が可能です。
純正キーボードカバーケース
POGO Pinを搭載しており、63個のキー、1.2mmのキーストロークを備えた純正キーボードカバーケースも用意。escキーや、マルチタスクキーも搭載しており、マウス操作にも対応しています。
約3.4万円から
カラーは深锖色(グレー)、炫白色(ホワイト)、墨绿色(グリーン)の3色展開となっており、グリーンは5 Proにはなく5のみとなっています。
純正アクセサリーの価格については、スタイラスペンが349元(約5,900円)、キーボードカバーケース(ホワイト、グリーン、ブラックの3色)が399元(約6,800円)、普通のカバーケース(ブラック、オレンジ、グリーンの3色)が99元(約1,700円)となり、Mi Pad 5とともに8月16日販売開始。Mi Pad 5の価格については以下の通りです。
- 6GB+128GB 1,999元(約3.4万円)
- 6GB+256GB 2,299元(約3.9万円)
Mi Pad 5 Pro / 5 Pro 5G
- Snapdragon 870
- 11インチ2.5K WQHD+(2,560×1,600 275PPI)LCDディスプレイ Dolby Vision TrueTone MEMC
- 120Hzリフレッシュレート・120/240Hzタッチサンプリングレート(タッチ/ペン)
- 6/8GB LPDDR5 RAM + 128/256GB UFS3.1 ROM
- 8,600mAhバッテリー、67W有線、QC/PD充電に対応
- 側面指紋認証
- リアカメラ:13/50MPメイン+5MP深度、最大4K30FPS動画撮影対応
- インカメラ:8MP、最大1080p30FPS動画撮影対応
- オクタステレオスピーカー(高音×4、中低音×4)by Harman Kardon Dolby Atmos
- Bluetooth 5.2
- MIUI 12.5(Android 11)
- 254.69×166.25×6.86mm、515/518g
Proモデルとなるこちらは、無印モデルと比べその違いは主に以下の通り。
- Snapdragon 860 → 870
- LPDDR4X RAM → LPDDR5
- 8,720mAhバッテリー → 8,600mAh
- 33W急速充電対応 → 67W
- 顔認証のみ対応 → 顔認証・側面指紋認証
- 13MPリアカメラ → 13/50MP+5MP
- クアッド(4)ステレオスピーカー → オクタ(8)
- Wi-Fi 5まで対応 → Wi-Fi 6
- Bluetooth 5.0 → 5.2
- 6.85mm・511g → 6.86mm・515/518g
バッテリーは8,600mAhと、120mAh減っていますが、67W急速充電対応により、67分で満充電が可能に。満充電で、原神は6時間、動画は17.3時間連続で視聴が可能としています。
また総冷却面積は22,745㎟となり、原神を30分極限画質でプレイしたところ、平均57fps、正面温度は39.8℃、背面は43.1℃となったとのこと。
対応バンド(Mi Pad 5 Pro 5G)
- 4G : 1/2/3/4/5/7/8/19/34/38/39/40/41/42
- 5G sub6G : n41/77/78/1/3/28a
約4.3万円から
カラーは深锖色(グレー)、炫白色(ホワイト)の2色のみとなり、8月16日より販売開始。その価格は以下の通りです。
- 6GB+128GB 2,499元(約4.3万円)
- 6GB+256GB 2,799元(約4.8万円)
- 8GB+256GB(5G)3,499元(約6万円)
MIUI 12.5 Enhanced
MIUI 13の発表は予告通りありませんでしたが、代わりにMIUI 12.5 Enhancedなるものが発表。今回新機能の追加はなく、バグ修正、最適化に重点を置いたものに。
バグ修正に関しては、フィードバックが多かった大きなもの160件、システムアプリに関するものが224件修正されているとのこと。
最適化に関しては、36ヶ月後でも読み取り&書き込み速度の減衰が通常50%のところ、5%未満となり、アプリのバックグラウンド常駐機能が64%向上。
またストレス下での安定性も、素のAndroidと比べて上の画像の通り安定したものに。CPU使用率は15%、消費電力は8%低下しているとのこと。端末全体の平均消費電力としては、平均で10%減となっているそう。
配信時期については、8月13日より徐々に配信とのことで、第1弾の対象機種は以下の通り。
Xiaomi Sound
Xiaomiのスマートスピーカー最新モデルとなる「Xiaomi Sound」も同時発表。その特徴としては、70Hzのダブルサスペンションパッシブラジエーター、90dBの大音量や360°出力のスピーカー、オーディオ性能を最大50%向上させる「HARMAN AudioEFX」、最大8台同時接続、UWB、XiaoAI Assistant対応など。
価格は499元(約8,500円)となっています。
Mi TV Master 77" OLED
Mi TVの最新モデルも同時発表。巨大な77インチ10bit OLEDディスプレイ、最大輝度1000nitsや120Hzリフレッシュレート、MEMC対応、HDMI 2.1ポート×2、NVIDIA G-SYNC、Dolby Vision対応、Xboxパートナー、70Wスピーカー、UWB対応、8.5GB+64GBのRAMストレージなどが特徴となっており、8月16日より販売開始。
価格は初回販売価格が16,999元(約29万円)、通常価格が19,999元(約34.1万円)となっています。
Mi TV 6 OLED
上記のMasterの下位モデルとなるこちらは、最大輝度800nits、厚さ4.6mm、MEMC対応などが特徴となり、同様に8月16日より販売開始。
価格は55インチモデルの初回販売価格が4,999元(約8.5万円)、通常価格が5,699元(約9.7万円)。65インチモデルがそれぞれ6,999元(約11.9万円)、7,699元(約13.1万円)となっています。
CyberDog
発表会の最後には、四足歩行ロボットである「CyberDog」が発表。
MIT Mini Cheetahが元になっている模様で、Xiaomiはそれに加え自社開発でロボットシステムや自社ハードウェア、AI音声操作機能、モーター、AIによる視覚機能、バイオニックなデザイン、動的アルゴリズム、スマホとの互換性を実装。もちろん、元となったMIT Mini Cheetah同様バク宙も可能です。
1,000台のEngineering Explorer Editionなるものが用意され、その内700台はMiコミュニティのファン向けとなり、価格はMiファン用は9,999元(約17万円)となっています。
Mi 1初回購入者全員に約3.4万円分のギフト券を配布
最後の最後には、感謝の気持ちとしてMi 1の初回購入者18万4千人全員に1,999元(約3.4万円)のXiaomi公式ショッピングサイトで使える紅包(ギフト券)を配布。同サイトにて「小米手机十周年」と入力すると受け取れる模様です。
ちなみに、この1,999元はXiaomi初のスマートフォン、Mi 1の発売価格から来ています。2011年発売当時としてはフラッグシップのスペックでこの価格(当時レートで約2.4万円)ということで大変話題となり、発表後34時間で30万件の予約があったそうです。(参考:GPad)
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もう二度とAndroidタブレットに選択肢がないなんて言えなくなったぞ
最高の希望や
iPad全滅させられるんじゃないかwwww