つい先日、OPPOよりグローバル版のOPPO Find X3 Proが正式に発表されました。日本でも6月にauが発売する予定です。
昨日、OPPO Find X3 Proの発表会をご覧になられていない方は、
こちらのダイジェスト版をどうぞ。#AwakenColour #OPPOFindX3Series
(ハッシュタグが面白いなぁ) pic.twitter.com/MvBMTgJAMt— OPPO Japan (@OPPOJapan) March 12, 2021
OPPO Find X3 Proは昨年の初夏にauより発売されたOPPO Find X2 Proの後継機種。
SoCはSnapdragon 888で120Hz/1440p/6.7インチの有機ELディスプレイ、Sonyと共同開発した1/1.56インチ50MPセンサーを広角/超広角カメラに搭載したフラッグシップ機種となっています。
OPPO Find X3 Proの最大の目玉機能はカメラですが、その中でも「おお!」と思ったのがマクロカメラにも力が入っていること。スマホのカメラはメインカメラの性能は競争のように強化、宣伝され、超広角カメラやマクロカメラなどは手が抜かれているものが多いですが、OPPO Find X3 Proはそれらもしっかりとハイレベルに仕上げています。
60倍という驚異的な倍率
OPPO Find X3 Proのマクロレンズは最大撮影倍率が60倍と驚異的な数値となっています。
最大撮影倍率は被写体の大きさとイメージセンサー上に写ったときの大きさの比率のことです。60倍ということは1mmの被写体がイメージセンサー上では6cmとなっている計算となります。
一般的な一眼カメラ向け交換レンズのマクロレンズは等倍、つまり1倍が多く、0.5倍でさえもマクロレンズに分類されます。それを踏まえると60倍というのは非常にヤバい数値です。
OPPOの公式サイトにはマクロレンズのサンプルが掲載されていますが、それを見ればいかにすごい倍率であるのかというのはよく分かると思います。
リングライトで実用的なマクロカメラを実現
これだけ近づけるとなると問題となるのが光。
マクロレンズはその性質上被写体に対して距離を詰めて撮影する必要がありますが、近づけすぎるとスマホの影に入ってしまいいい写真になりません。また、普通のLEDフラッシュを利用すると光が斜めから入ってしまうためこれまた良くない。
OPPOはマクロレンズの周りにリング状のLEDライトを配置するという方法でこの問題を解決しています。これにより、どんなに被写体に近づいても均一な光を当てることが可能になっています。
CanonのLEDリング搭載マクロレンズ
この方法は数年前にCanonが実現しています。ひょっとしたらOPPOはCanonからインスピレーションを受けたのかもしれません。
マクロレンズがスマホの一番内側にある良くない例
近頃、スマホのサブカメラとしてマクロレンズを搭載する機種が増えつつありますが、メーカー問わずに影に入りやすいことに配慮できていないスマートフォンが散見されます。
そんな中、OPPO Find X3 Proはスペックもよくて撮影の使い勝手に配慮が感じられます。
日本ではauから発売されるOPPO Find X3 Pro。実機の登場が楽しみです。
マクロ画質と引き換えの望遠であった