昨年末以降、フラッグシップ機Mi 11(中国版とグローバル版)を既にリリースしているXiaomiですが、2月下旬~3月下旬の1ヶ月は新機種発表ラッシュとなりそうです。発表日が確定している機種、噂に上がっている機種は下表の通りです:
機種名 | 発表時期 | 概要 |
Redmi K40 | 2月25日(中国) | (おそらく)Snapdragon 870搭載の高コスパ・高性能モデル |
Redmi K40 Pro | Snapdragon 888搭載機最安値更新が期待されるモデル | |
Redmi Note 10 | 3月4日(インド) | AMOLED搭載機。Redmi K40シリーズに比べると事前リークが少な目。 |
Redmi Note 10 Pro | ||
POCO X3 Pro | 3月前半(リーク。インドとグローバル?) | Snapdragon 855搭載機というリークも。 |
Mi 11 Lite | 今後1ヶ月以内に発表の可能性あり。 | 未発表のSoC,Snapdragon 775G搭載になるとの噂。 |
Mi 11 Pro | Snapdragon 888搭載のMi 11上位版。 | |
Mi 10S(仮称) | Snapdragon 870搭載。Mi 10シリーズ最後のモデルとなりそう。 | |
今後1か月以内に発表される可能性は低いものの、準備中と言われているモデルには以下のものがあります:
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上記にリストアップされたモデルが全て発売されるのかは分かりませんが、大多数のモデルが発売へ向けて最終段階の準備中であることは間違いないでしょう。
昨年末~3月末はXiaomiにとって特に新機種が多い3ヶ月になりそう
昨年末のMi 11中国発表以降の3ヶ月は、その前の3ヶ月に比べても注目の新機種が多い期間となりそうです。参考までに、昨年の秋・初冬に発表した(主要な)モデルは以下の9機種でした。機種数は多めですが、リブランド機や低価格機も多く含まれています。
Soc | 注記 | 価格 | |
Mi 10T Pro | SDM 865 | グローバル版。 | 約7.5万円(ユーロ) |
Mi 10T | SDM 865 | 約6.2万円(ユーロ) | |
Mi 10T Lite | SDM 750G | 約3.1万円(ユーロ) | |
Redmi K30S | SDM 865 | 中国版。 | 約4.1万円(中国) |
Redmi Note 9 5G | Dimensity 800U | 中国版。Redmi Note 9 Pro 5GはMi 10T Liteの中国版。 | 約2.1万円(中国) |
Redmi Note 9 Pro 5G | SDM 750G | 約2.6万円(中国) | |
Redmi Note 9 4G | SDM 662 | 約1.6万円(中国) | |
POCO M2 | MTK Helio G80 | インド版。 | 約1.6万円(インド) |
POCO M3 | SDM 662 | Redmi Note 9 4Gのインド版。 | 約1.6万円(ドル) |
POCO X3 | SDM 732G | グローバル発表済みのPOCO X3 NFCのインド版。 | 約2.5万円(インド) |
昨年12月以降、Qualcomm/Mediatek/サムスンから最新世代のSoCが発表されました(Snapdragon 775は未発表。)Xiaomiは、特にQualcommの新SoC搭載モデルを多く手掛けており、関係の強さがうかがえます:
- Snapdragon 888:Mi 11シリーズ、Redmi K40 Pro、Black Shark 4等
- Snapdragon 870:Redmi K40(無印)、Mi 10S
- Snapdragon 775G(未発表):Mi 10 Lite
Xiaomiは、Qualcommと蜜月関係を維持しつつも、Dimensity 1200搭載のRedmiブランドのゲーミングフォンも開発予定と噂されています。
Mediatekがハイエンド機向けSoCでモデルQualcommに競争できる力をつけてきたことで、QualcommもSnapdragon 870を新たに発表するなど、SoC調達市場において競争原理が働いてきています。Xiaomiは、QualcommとMediatekを上手く競わせながら、高コスパなハイエンド機のラインナップを拡充しつつあります。
世界のハイエンド機市場ではAppleの力が増していますが、サムスンとXiaomiにも頑張ってほしいですね。
ローエンド&アンツツ25万&2万以下の端末出してくれ