RedmiブランドのフラッグシップラインとなるKシリーズ。その初代となるK20 Proは、ポップアップインカメラによるフルディスプレイやSnapdragon 855搭載といった、フラッグシップモデルにふさわしいスペックで一躍人気となりました。
それゆえの期待もあって多くの注目を集めたRedmi K30 Proでしたが、ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzにとどまったことに対して、がっかりした人もいたのではないでしょうか。
今回は、同モデルにおいて高リフレッシュレートが不採用になった理由を、GIZMOCHINAが報じています。
フルディスプレイ+バッテリー持ちを優先か
Redmi K30 Proで高リフレッシュレートを採用しなかった理由として、Xiaomi副社長兼Redmiゼネラルマネージャーであるルー・ウェイビン氏は、以下の2点を挙げています。
- 真なるフルディスプレイ体験を実現するため(ポップアップ式インカメラ)
- バッテリー持ちを優先するため
つまりRedmiは、高リフレッシュレートもしくはフルディスプレイ+バッテリー持ちのどちらかを選ぶ必要があったわけです。そして、その決断は発売10カ月前の時点で既に下されていたとのこと。
Redmi K30 ProのSamsung製AMOLEDディスプレイは、リフレッシュレートこそ60Hzと平凡ですが、タッチサンプリングレート180HzやHDR 10+に対応し、最高輝度は1200ニットに達します。高リフレッシュレートをフラッグシップモデルに採用するブランドが多い中、Redmiは他の部分で勝負できると踏んだのでしょう。
Mi Mixシリーズに期待?
Redmi K30(120Hz)やMi 10(90Hz)のことを考えると、Redmi K30 Proも少なくとも90Hzのリフレッシュレートには対応すると思っていたため、今回の60Hzという事実はとても残念なものでした。
90Hzリフレッシュレート対応にしておいて、バッテリー持ちが気になるユーザーには60Hzに設定することを推奨すれば良いのでは?と思いましたが、高リフレッシュレート対応ディスプレイはより厚くなりスペースを取ったりするのでしょうか。
もし存在するのであれば、今年発売のXiaomi Mi Mixシリーズに期待したいところです。
Source:GIZMOCHINA
コスパ抜群なんだから我慢せえ