Huaweiが開発を進めているHuawei Mobile Services(HMS)のアプリストア、Huawei AppGalleryが、既に130万人を超えるアプリ開発者を集めたことが分かりました。
HMSはGoogleのGoogle Mobile Services(GMS)に対抗する新しいエコシステムで、GMSに含まれるものと遜色ないアプリストア、アカウント連携システム、マップキット等の完成を目指しています。
HMSのグローバル展開が本格始動
Huaweiは先日、ヨーロッパでは初となるHMS搭載端末としてHonor V30を発表。同様に日本でも、HMS搭載予定のMate 30 Pro 5Gが技適通過したばかりです。GMSに対抗して、HMSのグローバル展開が本格始動した形といえるでしょう。
GMSの存在は、オープンソースプロジェクトであるAndroidが、実質的にはGoogleによって支配されていることを裏付けています。Huaweiは、アメリカの制裁に伴うGoogleとの取引停止を機に、Android市場におけるGoogleへの一極集中を崩そうと目論んでいるのです。
実際にHuaweiは、たとえ制裁が解除されたとしてもHMSの開発を続けると表明しており、プロジェクトの規模も徐々に大きくなっています。昨年8月のHuawei Developer Conference 2019で初めて発表されたHMSは、4ヶ月で40万人の開発者を集め、今では130万人を抱える大所帯となりました。まだ発表から半年程しか経っていませんが、各分野の開発者へ多額の投資をおこなうことにより、HMSは急成長を遂げています。
打倒Googleには遠い道のり
一方で、短い成長期間が影響しているのか、AppGalleryで入手可能なアプリの数は約5万5000となっており、開発者の数に対して少なめの印象。ヨーロッパや日本を含むグローバル市場は依然としてGoogleの天下であり、私のように完全にGoogleのエコシステムに取り込まれてしまっているユーザーも多いでしょう。
Huaweiのリチャード・ユーCEOは、今年1月の新年メッセージで、HMSの開発に尽力することを新たな年の目標として掲げました。HMSは現在世界170の国と地域で利用可能で、4億人の月間アクティブユーザーが存在します。同氏は、Huaweiが今後も揺るぎないグローバル化を進めていくと強調しており、今後の展開に要注目です。
OnePlus 6だけど、試しに入れてみたらランチャーの動作がおかしくなったからすぐに消しちゃった
まだ、アプリの出来が良くないのかも