サムスンは11月5日、アメリカのCPU研究部門を閉鎖、約300人をレイオフしたと発表しました。このことについて同社は、事業の評価と世界市場での競争力を維持するためだと説明しています。
British Financial Timesによると、サムスンは自社製SoCであるExynos シリーズのCPUを自社製のものからARM製のものに変更する可能性が高いとのこと。
例えば、サムスンの自社製CPU「Mongoose(マングース)」はパフォーマンスコア(高負荷処理に活用されるCPU)として一部地域のGalaxy S10のチップセット「Exynos 9820」に内蔵されていました。
ARM製のCPU、CortexシリーズはQualcommのSnapdragonシリーズの一部やMediatek社のSoc、HUAWEIのKirinシリーズにも採用されています。
同時に、サムスンは技術発展が緩やかになりつつあるスマホ分野で新たにイノベーションを起こすためとして5G及び人工知能技術の推進計画を公表しました。
また、今年の6月、サムスンはAMD社の製造するGPU「Radeon」の知的財産にまつわるライセンスを取得しました。低消費電力で高性能なモバイル向けGPUをより容易に開発できるようになっています。
次のGalaxy S11に搭載されると見られているExynosチップセットには引き続き自社製のCPUが搭載されると見られていますが、それ以降のExynosは大きく変化したものになりそうです。
Source:澎湃新闻,ANDROID AUTHORITY
Redeonになってるよ