10月1日にMNOに対して解約金やいわゆる「2年縛り」を規制する改正電気通信事業法が施行されるのに合わせ、規制対象外のMVNO各社も解約金を値下げ・撤廃する予定です。
UQモバイルなど、MNOと特別な関係にあるとされた「特定関係法人」やmineoなど契約件数100万件以上の大規模なMVNOの場合はMNO同様「解約金上限1000円」の規制が適用されます。
この記事では、MVNO各社の解約金値下げ・撤廃の情報をまとめています。
※料金は全て税別表示です
UQ mobile
UQモバイルは10月1日からの新プラン「スマホプランS/M/L」で解約金を撤廃します。
Sでは月3GBで月額1980円。Mでは月9GBで月額2980円。Lでは月14GBで月額3980円。
これらのデータ通信に、音声通話オプションを追加することが出来ます。
UQモバイルはKDDIの特定関係法人なので、今回の規制の対象です。
https://www.uqwimax.jp/mobile/plan/smart/
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルは10月1日から、同日以降に新規開始された音声通話サービスの解約金を1000円に値下げします。
また、MNPに関しては今までの契約期間によって料金が変わっていましたが、MNP全般において一律3000円となる予定です。
BIGLOBEはKDDIの特定関係法人なので、今回の規制の対象です。
https://support.biglobe.ne.jp/news/news651.html
LINEモバイル
LINEモバイルは10月1日から、同日以降に新規開始された音声通話サービスの解約手数料を1000円に値下げします。
LINEモバイルはソフトバンクの特定関係法人なので、今回の規制の対象です。
http://mobile-blog.line.me/archives/32933439.html
IIJmio
IIJmioは10月1日から、同日以降に新規契約された音声通話サービスの解約手数料を1000円(不課税)に値下げします。
IIJmioは契約件数が100万件を超えるMVNOなので、今回の規制の対象です。
https://www.iijmio.jp/info/iij/1568786401-4112.html
mineo
mineoは10月1日から、MNP転出時の解約手数料を撤廃します。その代わり、MNP転出手数料が3000円に値上げされます。それでも9500円の解約金が0円になったので、だいぶ安くなっています。
mineoは契約件数が100万件を超えるMVNOなので、今回の規制の対象です。
https://support.mineo.jp/news/894/
楽天モバイル
楽天モバイルは10月1日から、同日以降に新規開始された音声通話サービスの解約金を撤廃します。縛りもありません。
楽天モバイルは既に契約件数100万件を超えるだけでなく、10月1日からMNOとしてもサービスを開始するので、今回の規制の対象になります。
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2019/0906_01.html
NifMo
NifMoは10月1日から、音声通話サービスの縛りと解約金を撤廃します。
NifMoは今回の規制の対象ではありませんが、MNOに追従しました。
https://nifmo.nifty.com/news/?infoId=20190913_info
b-mobile
b-mobileは10月1日から、縛りと解約金を撤廃します。
b-mobileは今回の規制の対象ではありませんが、MNOに追従しました。
https://www.bmobile.ne.jp/info/info_cancelfee20190927.html
おまけ・Y!mobile
Y!mobileは正確にはMVNOではなくソフトバンクのサブブランドですが、それ故今回の規制の対象でもあります。
Y!mobileは10月1日からの新プラン「スマホベーシックプランS/M/R」で解約金を撤廃します。もちろん契約期間縛りもありません。
Sでは月3GBで7月目まで月額1480円、8ヶ月目以降が月9GBで月額2180円。Mでは月13GBで7ヶ月目まで月額2480円、8ヶ月目以降が月額3180円。Rでは7ヶ月目まで月額3480円、8ヶ月目以降が月額4180円。
プランが一段回上位になるたびにちょうど1000円づつ高くなっていますね。
Source: ITmedia、各キャリア公式
ワイモバイル8ヵ月目以降の金額が間違いでは?