Windows Phone、ついに終焉を迎える

今週、Microsoft StoreのWindows Phoneの在庫が全てゼロになり、Windows Phoneにお別れを告げる時が来ました。もはやSnapdragon 820を搭載したHP Elite x3(公式ページ)を299ドル(32000円)で買うことも、alcatel Idol 4s(公式ページ)を99.99ドル(11000円)で買うこともできません。

一部の通販サイトからまだ購入できますが、Microsoftとしては既に販売を終了している今、Windows Phoneの歴史が幕を閉じたと言って良いでしょう。

Microsoftはおそらく在庫を補充しないでしょう。なぜなら、Microsoft Storeでは、Snapdragon 820端末を激安価格で販売しているにもかかわらず、在庫減少のペースは極めて遅かったからです。もしあなたが好奇心旺盛なら、Microsoftの実店舗に行ってみてください。売れ残ったWindows Phoneがまだあるかもしれません。

昨年、Microsoftのエンジニアが、MicrosoftはWindows 10 Mobileに新しい機能をこれ以上追加せず、セキュリティアップデートとバグ修正のみにフォーカスしていることを明らかにしていたので、これもWindows Phoneの終焉を物語っています。

Windows 10 Mobileは最盛期の2014年にはシェアを2.4%獲得しましたが、現在はTizen OSやFirefox OSと併せてほぼ全滅の状況です。やはり、ユーザーベースが少ないためアプリも充実せずそれが更にユーザー数の減少を招く、という悪循環から抜け出せなかったのが大きいでしょう。MicrosoftはEdgeブラウザや各種アプリをAndroidやiOSで公開しており、他者のプラットフォームで自社サービスを展開する戦略に転換しています。第三のスマートフォンOSが再び日の目を見る日はこれから先あるのでしょうか。

Source : venturebeat

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