著名リーカーDigital Chat Stationによると、Qualcommの次世代Androidフラッグシップ向けSoCとしてリリース予定のSnapdragon 8 Gen 3は高価格になるため、一部メーカーは採用を見送り、Snapdragon 8 Gen 2やDimensityシリーズのチップセットを採用するようです。
なお、現行のSnapdragon 8 Gen 2も既に高価で、平均160ドル(約2.25万円)とされています。が、Snapdragon 8 Gen 3はそれよりも高くなるのは間違いなさそうです。
Snapdragon 8 Gen 3は10月24日に発表されることがほぼ確実となっており、Snapdragon 8 Gen 3搭載を搭載した最新フラッグシップは年内にも複数機、中国市場向けに登場するとみられています。
SonyやSHARPのフラッグシップ機はどうなるか
Snapdragon 8 Gen 3の搭載を見送りそうなメーカーの候補としては、市場シェアが低い(つまり、大手スマホメーカーでない)SonyやSHARPが想起されます。
今年、SonyとSHARPはそれぞれSnapdragon 8 Gen 2搭載のフラッグシップ機として、Xperia 1 VとAQUOS R8シリーズを発売しました。
が、Xperia 1 V、AQUOS R8シリーズ共に、サムスンや中華メーカーのSnapdragon 8 Gen 2搭載機に比べるとコスパが悪いと言わざるを得えない出来でした。Xperia 1 VとAQUOS R8 Proが20万円前後、AQUOS R8が15万円前後の価格設定でした。
Snapdragon 8 Gen 3のコストの調達コストが上がった場合、SonyやSHARPは端末価格を上げてまで、Snapdragon 8 Gen 3の採用にこだわるでしょうか。SonyやSHARPが端末販売面で依存している3大キャリア(Docomo・au・Softbank)の意向にも影響されるでしょう。
なお、AppleもiPhone 14シリーズにおいて同様の取り組みをしており、上位モデル(iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Max)限定で最新のA16 Bionicを搭載し、下位モデル(iPhone 14とiPhone 14 Plus)では1世代前のA15 Bionicを採用しています。
今年の暮れから登場する最新のAndroidフラッグシップ機がどのチップセットを採用するか、注目です。
Source:Weibo
最新のSoC搭載してもどうせベンチマークではXperiaやAQUOSは他者ハイエンドと比較して弱いんだからわざわざ最新版に拘る意味無いよ。