POCOより、フラッグシップモデルのPOCO F4と、準フラッグシップモデルとなるPOCO X4 GTがグローバル発表。F4はRedmi K40Sのリブランド・マイナーチェンジモデル、X4 GTはRedmi Note 11T Proのリブランドモデルとなっています。
目次
POCO F4
- Snapdragon 870
- 6.67インチFHD+(2,400×1,080p 20:9)E4 AMOLEDフラットディスプレイ(中央パンチホール)最大輝度1,300nit、Dolby Vision、MEMC
- Gorilla Glass 5
- 120Hzリフレッシュレート・360Hzタッチサンプリングレート
- 6/8GB LPDDR5 RAM + 128/256GB UFS3.1 ROM
- 4,500mAhバッテリー、67W充電に対応(38分で満充電が可能)
- 側面指紋認証
- リアカメラ:64MPメイン(f/1.79 OIS)+8MP超広角(f/2.2 119°)+2MPマクロ(f/2.4)、最大4K60FPS動画撮影対応
- インカメラ:20MP(f/2.45)
- ステレオスピーカー Dolby Atmos、Hi-Res Audio&Wireless
- NFC
- IRブラスター
- Wi-Fi 6
- Bluetooth 5.2
- MIUI 13
- 163.2×75.95×7.7mm、195g
- 充電器付属(67W)
これまでPOCO F2 Pro、F3とそれぞれRedmi K30 Pro、K40のリブランドモデルとなってきていましたが、今回POCO F4は、Redmi K50(Pro)ではなく、K40のマイナーアップグレードモデル、K40Sのリブランド・マイナーチェンジモデルに。
そのためSoCは前モデルと同じSnapdragon 870搭載となっているわけですが、同SoCを採用した理由として、同SoCがメディア、ユーザーともに好評であったこと、そして省電力性の高いフラッグシップSoCであるといった点を挙げています。
省電力性に優れるSnapdragon 870搭載
上画像は、各アプリにおける消費電力をSnapdragon 888と比べたものとなっており、確かにどのアプリにおいても省電力性に優れていることが確認できます。
なお前モデルからアップグレードされた点としては主に、冷却、充電、カメラの3つとなっています。
総冷却面積前モデル比4倍の冷却機構
その一つ、冷却機能に関しては、7層のグラファイトシートなどからなる冷却機構を搭載し、総冷却面積が前モデル比で4倍となり、VC液冷の面積は3,112㎟に。
バトルロイヤルゲーム、Free Fireを90分、90FPSモード高設定でプレイした際の平均フレームレートは90fps、端末最高温度は41.5℃とのこと。
38分で満充電が可能
またバッテリーにおいては、容量は4,500mAhと、4,520mAhのF3から微減ですが、67W急速充電に対応し、38分で満充電が可能。
F3は最大33W急速充電対応で、満充電に52分を要していたため、充電速度は27%速くなっています。
POCO史上初のOIS対応
そしてカメラでは、メインカメラにおいてPOCO機としては初となる、OIS(光学手振れ補正)に対応。構成としては64MPメイン、8MP超広角、2MPマクロのトリプルカメラと、ミドルレンジでも見られるものですが、前述のOISが何よりのアドバンテージと言えるでしょう。
ちなみに、ベースモデルのRedmi K40Sではメインカメラの画素数が48MPであったため、POCO F4ではより高画素なセンサーに置き替わっています。
カメラのソフトウェア面では、スローモーションやタイムラプス撮影はもちろんのこと、マクロ動画、Vlog、リア・インカメラ両方を使ったデュアル動画といった様々なモードが用意されています。
薄さ及び重さについてはそれぞれ7.7mm、195gとなり、F3(7.8mm、196g)よりも少し薄く軽くなっています。
その他としては、120Hzリフレッシュレート、360Hzタッチサンプリングレート対応、最大輝度1,300nitsのE4 AMOLEDや、ステレオスピーカーなど、F3からの変更点はありません。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/38/40/41
- 5G Sub6G:NSA&SA : n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78
約5.7万円から
カラーはMoonlight Silver(シルバー)、Night Black(ブラック)、Nebula Green(グリーン)の3色のみ。Redmi K40Sにあった、幻境(水色グラデーション)は用意されていないようです。
Aliexpressなどにて6月27日より販売開始となり、価格は以下の通り。
- 6GB+128GB €399(約5.7万円)
- 8GB+256GB €449(約6.4万円)
アーリーバード価格はそれぞれ€50オフの、€349(約4.9万円)、€399(約5.7万円)に。
またAliexpressのワールドプレミアセールでは、それぞれ$329(約4.4万円)、$369(約5万円)となっています。
POCO X4 GT
- Dimensity 8100
- 6.6インチFHD+(2,460×1,080p 20.5:9 407PPI)LCDディスプレイ(中央パンチホール)Dolby Vision 輝度650nits
- Gorilla Glass 5
- 144Hzリフレッシュレート・270Hzタッチサンプリングレート(270Hzタッチサンプリングレートはリフレッシュレートが90Hz以下の場合のみ)
- 8GB LPDDR5 RAM+ 128/256GB UFS3.1 ROM
- 5,080mAhバッテリー、67W有線充電に対応(46分で満充電が可能)
- 側面指紋認証
- リアカメラ:64MPメイン(f/1.89)+8MP超広角(f/2.2 120°)+2MPマクロ(f/2.4)、最大4K30FPS動画撮影対応
- インカメラ:16MP(f/2.45)
- ステレオスピーカー Dolby Atmos Hi-Res Audio/Wireless
- イヤホンジャック
- NFC
- IRブラスター
- Wi-Fi 6
- Bluetooth 5.3
- MIUI 13(Android 12)
- 163.64×74.29×8.87mm、200g
- 充電器付属
Dimensity 8100を搭載
今年5月末に中国で発表されたRedmi Note 11T ProのリブランドモデルとなるPOCO X4 GTは、SoCにはDimensity 8100を採用。そのAntutu(v9)スコアは822,274点とのこと。
POCO F4と同様に、Snapdragon 888との消費電力の比較を行っており、こちらもどのアプリにおいても省電力性に優れていることが確認できます。
冷却性能に関しては、前モデルPOCO X3 GTと比べ32%大きいVC液冷や、7層のグラファイトシートからなる冷却機構を搭載。
Free Fireを90FPSモード高設定で100分プレイした際の平均フレームレートは89.6fps、端末最高温度は41.5℃とのこと。
Snapdragon 8 Gen 1搭載のPOCO F4 GTは同様の場合、89.3fps、40.9℃となり、同ゲームにおいてはF4 GTと比べても遜色のないパフォーマンス、冷却性能を発揮。
またMobile Legends Bang Bangの120FPSモード高設定を100分プレイした際は、平均フレームレートが117.5fps、端末最高温度は43.5℃となり、Snapdragon 888と比べ、近い性能をより低い温度で発揮しています。
最高峰のLCDディスプレイを採用
ディスプレイにおいては、業界内ベストの1つと謳うLCDディスプレイとなり、144Hzリフレッシュレート、270Hzタッチサンプリングレートに対応。
リフレッシュレートは30/48/50/60/90/120/144Hzの7段階可変となり、144fps対応ゲームである、Real Racing 3を100分プレイした際の平均フレームレートは142.4fpsとのこと。
またハードウェアレベルでブルーライトを軽減しており、最も強いブルーライトの波長においては最大30%軽減可能とのこと。
それにより、通常はソフトウェアにより軽減することで画面が黄色くなるところ、POCO X4 GTでは黄色くならずともブルーライト軽減が可能に。
その他としては、RGB配列採用やDolby Vision、DC調光対応など。
またアスペクト比がPOCOとしては初となる20.5:9となり、片手での操作がし易いとしています。
5,080mAhバッテリー・67W充電対応
バッテリーに関しては、Redmi Note 11T Proが元となっているため、容量は5,080mAhとなり、67W急速充電に対応。
6分で25%、15分で50%、30分で85%、46分で満充電が可能としています。
イヤホンジャックを搭載
オーディオ面では、イヤホンジャックとステレオスピーカーを搭載し、Dolby Atmos、Hi-Res Audio、Hi-Res Audio Wirelessに対応。
カメラにおいては、64MPメイン、8MP超広角、2MPマクロの3眼構成と、一般的なものに。POCO F4とは異なり、OISには対応していません。
カメラのソフトウェア面では、F4同様、スローモーションやタイムラプス撮影、Vlog、長時間露光撮影など様々なモードに対応しています。
その他の特徴としては、X軸リニアモーター、NFC、IRブラスター搭載など。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/20/28/38/40/41
- 5G : n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78
約5.4万円から
カラーはBlue(ブルー)、Black(ブラック)、Silver(シルバー)の3色展開。こちらもAliexpressなどにて6月27日より販売開始となり、価格は以下の通りとなっています。
- 8GB+128GB €379(約5.4万円)
- 8GB+256GB €429(約6.1万円)
アーリーバード価格はそれぞれ€80オフの€299(約4.2万円)、€349(約4.9万円)に。
またAliexpressのワールドプレミアセールでは、それぞれ$299(約4万円)、$339(約4.6万円)となっています。
ちなみに国内では、POCO F4 GTが本日発表・発売となっています。今回グローバル発表されたF4、X4 GTの日本発売にも期待したいですね。
POCO X4 GTはアーリー価格でメモリ8GBストレージ128GB版が4万円で256GB版が4万5千円ぐらいですかね
その価格なら充分過ぎる程に魅力のある価格ですね