ZTEのフラッグシップシリーズ最新モデル、ZTE Axon 40 Pro及び40 Ultraが中国にて正式発表。Axon 40 Ultraは、第3世代画面下インカメラを搭載し、Sony IMX787をメイン及び超広角レンズに採用したトリプルカメラが特徴のモデルとなっています。
目次
ZTE Axon 40 Ultra
- Snapdragon 8 Gen 1
- 6.8インチFHD+(2,480×1,116p 400PPI)AMOLEDエッジディスプレイ(画面下インカメラ)最大輝度1,500nit
- 120Hzリフレッシュレート・360Hzタッチサンプリングレート
- 8/12/16GB LPDDR5 RAM + 256/512GB/1TB UFS3.1 ROM
- 5,000mAhバッテリー、80W有線充電に対応
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:64MPメイン(IMX787 35mm f/1.6 OIS)+64MP超広角兼マクロ(IMX787 16mm f/2.35)+64MPテレスコープ(光学5.7倍ズーム対応(16~91mm) 91mm f/3.5 1/2 OIS)、最大8K動画撮影対応
- インカメラ:16MP(画面下)
- ステレオスピーカー DTS:X Ultra
- NFC
- Wi-Fi 6E
- Bluetooth 5.2
- 163.2×73.5×8.41mm、204g
- MyOS 12(Android)
第3世代画面下インカメラを搭載
前シリーズのAxon 30シリーズでは、無印モデルのみが画面下インカメラを搭載し、Pro及びUltraモデルは非搭載でしたが、今回はUltraモデルが搭載。
画面下インカメラも第3世代となり、その違いは上画像の通り。
第2世代との違いはパッと見で分かりづらいですが、拡大してみると、確かにその違いを見ることができます。
ディスプレイスペックとしては、120Hzリフレッシュレート、360Hzタッチサンプリングレート対応、解像度はFHD+のAMOLEDエッジディスプレイと、フラッグシップモデルとしては普通といったところ。
Sony IMX787を2つ採用した64MP×3のトリプルカメラ
前モデルのAxon 30 Ultraも64MP×3を搭載し、それに8MPペリスコープレンズを加えたクアッドカメラとなっていましたが、今回は64MPメイン、64MP超広角兼マクロ、64MPペリスコープレンズのトリプルカメラに。
3つ全てのカメラにおいて8K撮影、夜景モードに対応しており、3つ同時の動画撮影にも対応。またメイン、ペリスコープレンズではOISに対応しています。
更にはメイン及び超広角レンズの双方において、Sonyと共同でカスタマイズされた、Sony IMX787を採用。ちなみに、同センサーはnubia Z40 Proにて初採用されています。
また、nubia Z30 ProはZTE Axon 30 Ultraと主にバッテリー容量&充電速度が違うだけでカメラスペックは同じ仕様でしたが、今回、Z40 ProとAxon 40 Ultraではカメラスペックは異なるものとなっています。
その他の特徴としては、フリッカーセンサー、ToFセンサー、3つのマイク搭載など。
ソフトウェア面では、nubia Z40 Proでも見られた、星をより明るくし見やすくする「星空増強」などに対応。
ZTE/nubia機ではお馴染みの様々な撮影モードにも対応しています。
冷却性能に関しては、ダイヤモンドを素材に採用し、VC液冷やグラファイトシートからなる冷却機構を搭載し、総冷却面積は36,356㎟に。
バッテリー容量は5,000mAhと多めで、80W急速充電に対応。その他としては、ステレオスピーカー、独立したセキュリティチップ搭載など。
ソフトウェアは、ZTE/nubiaカスタムスキンの最新バージョン、MyOS 12を採用しています。
また同OSの最新バージョンの既存モデルへの配信スケジュールは上画像の通りで、ベータ版が既にAxon 30シリーズに配信中、今年第3四半期にAxon 20及び11に配信。
安定版は、今月にAxon 30 Ultra、6月にAxon 30 Pro及びnubia Z30 Pro、8月にAxon 30、今年第4四半期にAxon 20及び11に配信予定となっています。
約9.7万円から
カラーは水墨(ブラック)、敦煌(ゴールド)の2色のみ。既に予約受付は開始されており、現地時間5月13日午前10時(日本時間同日午前11時)より販売開始。価格は以下の通りとなっています。
- 8GB+256GB 4,998元(約9.7万円)
- 12GB+256GB 5,298元(約10.3万円)
- 12GB+512GB 5,798元(約11.3万円)
- 16GB+1TB 7,298元(約14.2万円)
ZTE Axon 40 Pro
- Snapdragon 870
- 6.67インチFHD+(2,400×1,080p)AMOLEDエッジディスプレイ(中央パンチホール)最大輝度1,000nit
- 144Hzリフレッシュレート・360Hzタッチサンプリングレート
- 6/8/12GB RAM + 128/256GB ROM
- 5,000mAhバッテリー、66W有線充電に対応
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:108MPメイン(f/1.89 1/1.52)+8MP超広角(120° f/2.2)+?MPマクロ+?MP深度、最大4K60FPS動画撮影対応
- インカメラ:16MP
- ステレオスピーカー DTS:X Ultra
- ?×?×8.46mm、199g
- MyOS 12(Android)
前モデルAxon 30 Proでは30 Ultra同様にSnapdragon 888を搭載していましたが、今回Axon 40 UltraがSnapdragon 8 Gen 1を採用している一方、Axon 40 Proでは、Axon 30でも搭載していたSnapdragon 870をSoCに採用。
インカメラに関しては通常のパンチホールとなり、バッテリー容量は同じとなるも充電速度は66W急速充電対応と劣るものに。
一方で、リフレッシュレートは144Hz対応と、Ultraモデルよりも高リフレッシュレートに対応しています。
カメラに関しては、108MPメイン、8MP超広角、そしてマクロ、深度のクアッドカメラと、ミドルレンジモデルなどでもよくある構成といったものに。
その他の特徴としては、ステレオスピーカーやX軸モーター搭載など。
約5.8万円から
カラーは幻夜黑(ブラック)、星光橙(ゴールド)、晶雾蓝(ブルー)の3色展開。こちらも既に予約受付は開始されており、Ultra同様5月13日午前10時(日本時間同日午前11時)より販売開始。価格は以下の通りです。
- 8GB+256GB 2,998元(約5.8万円)
- 12GB+256GB 3,298元(約6.4万円)
- 12GB+512GB 3,798元(約7.4万円)
ちなみに、無印モデルとなるAxon 40については発表ないし予告はありませんでした。
しかしながら、前シリーズにおいてはProモデルとUltraモデルが先に発表され、その数か月後に無印モデルが発表されているため、今回も同様となる可能性があります。今後の続報に期待ですね。
光学5.7倍って超広角16mmに対しての91mmってこと?
多分64MP 90mmのP50 Proのペリスコと同じ感覚だと思う