ASUS製の未発表製品「ASUS_I004D」が5月17日付けで技適を通過していたことが、総務省のデータベースの更新により明らかとなりました。ASUS_I004Dは既に海外で「Zenfone 8 Flip」として発売されている端末で、本機の技適の通過により、日本国内での発売がほぼ確実となっています。兄弟機のZenfone 8(小型機)は、5月7日付けで技適を通過していることが既に確認されていましたが、その時点で本機の技適通過は確認されていませんでした。
現在、Zenfone 8 Flip及びZenfone 8の国内発売について、ASUSからの公式リリースは特にありません。
Zenfone 8シリーズの本命(?)、技適通過で一安心
兄弟機であるにも関わらず、Zenfone 8と同時に技適の通過が確認されなかったことから国内発売に関していくらか不安視されていたZenfone 8 Flipですが、ひとまずその問題は解決されたことになります。
Zenfoneの最大の特徴である、メインカメラを物理的に回転させることでインカメラとしても代用できる「フリップカメラ」機能は今回Zenfone 8 Flipのみに搭載されており、Zenfone 8 FlipこそがZenfone 8シリーズの本命だとも言えるでしょう。
クアルコムのフラッグシップSoCであるSnapdragon 888を搭載している点などは、あまりZenfone 8と変わりません。Zenfone 8 Flipは6.67インチの大型ディスプレイを採用しており、フリップカメラの駆動部分なども含めて総重量230グラムのヘビー級端末。Zenfone 8ではサポートされていたIPX8の防水が、Flipではフリップカメラの採用によりサポートされていないことなど、Zenfone 8とZenfone 8 Flipの間には二者択一的な要素が多く存在しています。
台湾での価格は2万990ニュー台湾ドル(約8万3000円)からと、Snapdragon 888搭載のフラッグシップ機の中で比較的安価であることも特徴的です。日本国内では例年同様SIMフリー端末として発売されるとみられ、SIMフリーで入手することが可能なフラッグシップスマホとしても貴重な選択肢となるでしょう。
Source:総務省電波利用ホームページ
あのさぁ…