Xperia Z3 Compact、ファンの中ではZ3Cとして親しまれたソニーの国内向けCompactシリーズ初の端末を未だ何らかの形で愛用している方は少なくないでしょう。そしてZ4が発売されてからも、好んでZ3Cを使っていた方も珍しくなかったでしょう。そんなXperiaのCompactシリーズが今後のXperiaのラインナップから消えてしまう可能性があると報じられています。
CompactシリーズはXperia Z3のラインナップでドコモからデビューし、その後Xperia Z4で一度飛ばされるもZ5で再登場しました。海外ではZ1のラインナップから既に存在していましたが、日本国内ではZ1fとして発売されています。
Xperia A2やA4といった端末も事実上Compactシリーズの派生として日本で発売されました。Zシリーズ終了後に登場したXシリーズやXZシリーズでもラインナップに残り続け、大画面スマホが主流となった現在もコンパクトなサイズのスマートフォンを望むユーザーを中心に根強い支持を得ています。
Z3Cの美しいデザインは個人的に根強く印象に残っています。側面のフレーム部分は落下時の衝撃吸収性とすりガラスのようなデザインを見事に一体化させた素晴らしいデザインでした。イヤホンジャックも通常のZ3にはない美しさがありました。ZのCompactシリーズでは、オレンジやグリーン、イエローなどの珍しいカラーを展開していたのも印象に強いです。
CES2019でDigital Trendsが行ったソニー(US)マーケティング部門のDon Mesa氏へのインタビューによると、迫るMWCの新製品発表でソニーの今後の方向性を伝えることになると話しています。
また、インタビュー記事では、Mesa氏がCompactシリーズに関して、今のユーザーが大きな画面をスマートフォンに求めていることを認め、XZ4にそのトレンドを反映させている様な言い回しをしています。Mesa氏は現在の流行に合わせ、小型スクリーンを含んだラインナップから、流行の大型サイズのスクリーンを中心にしたラインナップへ移行するという意味を込めているのではないでしょうか。
このことからDigital Trendsは、今後発表されるであろうXZ4については「Compactのラインナップは期待しないほうがよいだろう」と報じています。
ソニーの上層部の社員から実際にインタビューで聞き出した情報ということで、可能性としては0%ではないでしょう。小型スクリーンラインナップ廃止のトレンドはソニーまでをも巻き込むことになるかもしれません。
Source: Digital Trends, AndroidPIT
コンパクト・シリーズがなくなるのは、困る。これからも、このシリーズで機種変更をする積りだから。