Appleのアクセサリ同封廃止を揶揄していたサムスンですが、次期フラッグシップであるGalaxy S21シリーズも同様にAC充電器やイヤホンを同封しないかもしれません。韓国のニュースサイトChosunBizはサムスンがGalaxy S21シリーズに同封されるアクセサリを削減する方針であると報じました。
公式のTwitterでAppleを嘲笑したサムスンですが、次期フラッグシップからアクセサリの同封をやめてしまえばブーメランもいいところでしょう。いったいどのような意図があるのでしょうか。
フラッグシップを購入するユーザーにアクセサリは必要ない?
https://twitter.com/SamsungLatin/status/1316105295974854656
Appleはアクセサリの同封を、「環境に配慮した取り組み」として廃止しました。それに対し、サムスンだけでなくXiaomiもAppleを揶揄する投稿をしています。どちらの投稿もAppleの取り組みはユーザーを置いてきぼりにしている、というニュアンスが込められているように感じられました。
しかし、Appleとサムスン、Xiaomiでは大きく立ち位置が異なります。それはラインナップされているスマートフォンの数や、そのターゲットです。サムスンやXiaomiはローエンドからハイエンドまで、多種多様なスマートフォンを販売しています。
もちろんローエンドモデルであればファーストスマホである場合もあり、途上国であれば余計にアクセサリの同封は必要でしょう。一方Appleはラインナップも少なく、価格帯も高め、ACの規格もLightningと独自のものです。これまでiPhoneを使用してきたユーザーに限れば、当然イヤホンやLightningを持っているはずです。
今回、アクセサリの同封が廃止されるという予想が出ているのはフラッグシップであるGalaxy S21シリーズです。Galaxy S21シリーズを購入するユーザーであれば、スマホへの関心も高いため自らAC充電器やイヤホンを用意する可能性は高いのではないでしょうか。
環境問題を考えれば、需要の低いアクセサリの同封は減っていくべきでしょう。Xiaomiも同様に、ハイスペックモデルを求めるユーザーはアクセサリをあまり使用していないのではないでしょうか(専用のクイックチャージャーなどは除く)。
今後Appleをきっかけに、サムスンだけでなく他のメーカーも(特に先進国向け・ハイエンド機では)環境に配慮したパッケージングを導入していくかもしれません。
Source: ChosunBiz
煽った意味とは