MediatekからDimensity 600番台がリリースされる見込みです。Qualcommの後を追うMediaTekは、低価格5G機向けSoCとしてDimensity 600番台を開発中とのこと。発表時期は、今年の第3四半期(~9月)中になる可能性が高そうです。
先日リークされた「MT6853」がDimensity 600番台になると思われます。QualcommからはすでにSnapdragon 690が発表されており、低価格な5G対応SoCとしてライバルになるでしょう。
1.5万円を切る5G機が実現?
Mediatekとスマホメーカーは、Dimensity 600番台の開発の延長線上に1,000元(1.5万円)を切る5G機の発売を目指しているのではと考えられます。現在最安値クラス(1599元/約2.4万円~)の5G機、Redmi 10X 5Gのスペックは以下の通りで、まだスペックを削る余地はありそうです。
- Dimensity 820 5G
- 6.57インチ, 有機ELディスプレイ
- トリプルカメラ, 48 + 8 + 2MP
- メモリ6GB/ストレージ64GB
- 4520mAh、急速充電 22.5W
Dimensity 600番台搭載により、日本円換算で2万円を切る5G機は実現しそうです。中華スマホメーカーは、人民元ベースで1,000元(1.5万円)以下のモデル開発にとりくむでしょう。
SoCの自社開発の流れもあるが…
スマホメーカー各社はSoCの自社開発を進めています。もちろん開発コストはかかりますが、安定して生産できるようになれば端末の価格をグッと下げることができるでしょう。
すでにvivoやOPPOが開発中と噂されており、公式発表もそう遠くないはず。Dimensity 600番台は年内に発表される見込みですが、その数ヶ月先の市場がどんな状況になっているか予想がつきません。
2020年も後半戦に入りましたが、今年に入ってスマホの流行はもちろん価格も大きく変化しています。スマホメーカーはもちろん、QualcommやMediatekなどSoCを手掛けるメーカーもより小回りの効く製品開発や経営が求められるのではないでしょうか。
Source: IThome
690対策だとしても対応がかなり早いですね
ただ内部構成がどうなるのかdimensityと言えどあまり下げるとそろそろhelioの最上位と被りかねないし
まあかの暗黒期を思えばそれだけ全方位で戦えてるってことはスゴイんですけど