Vivoは先日、法人向け5Gスマートフォンであるvivo G1を発表しました。
"政府及び法人向け"という位置付けで、カラーリングもブラックの一種類しかありません。
主なスペック
主なスペックは下記の通りです。
- Android 10
- Soc: Exynos 980
- メモリ: RAM 8GB ROM 128GB
- カメラ: 48MPメイン+8MP超広角+2MPマクロ+2MPポートレート
- インカメラ: 32MP
- ディスプレイ:6.44型 2400x1080 有機EL
- バッテリー:4500mAh、18W急速充電
- その他:5G対応(スタンドアローン/ノンスタンドアローン)、画面内指紋認証、イヤホンジャック有
政府及び法人向けながらも、全体的に妥協のないスペックに仕上がっているといえるでしょう。
セキュリティ面で特殊仕様に
勘の良い方ならもうお気づきかもしれません。実は本機、今年4月に発表されたVivo S6 5Gがベースモデルとなっており、実質カスタマイズモデルです。
政府及び法人向けになるにあたり、主に2つの点で強化が行われました。
まず、1つ目がNFCの追加です。ハイエンドスマートフォンとっては標準装備とも言えますが、強化されるにあたって追加された機能の一つです。オートロックキーなどとの相性も良いため、会社での入退室管理などにも使うことができます。
そして2つ目がセキュリティの強化です。例えば、WiFiやBluetooth、カメラの機能を意図的にブロックできる機能が追加されたとのこと。
実際、工場や企業の開発部に入る際などはスマートフォンのカメラを物理的に塞ぐことも多々あると聞きます。モノタロウといった通販大手では"セキュリティシール"などとしてカメラを塞ぐためのツールも販売されており、この機能はかなり有用と言えるでしょう。
また、目玉機能として個人用ドメインと仕事用ドメインで使い分けできる機能が挙げられます。これにより、1つのスマートフォンを2つの別々のスマートフォンとして利用することができます。
HUAWEIなどが提供している同様の機能では、2つのドメイン間でのファイルの移動が可能であるなど完全には独立していませんが、Vivo G1ではお互いが干渉することができないとのこと。やや不便な気もしますが、高いセキュリティを期待できると謳われています。
価格は少しアップ
なお、価格はVivo S6 5Gに600元(約9000円)上乗せして3498元(約5万3000円)。詳しい仕様は公開されていませんが、内部スペックの全く同じ"警務版"が4498元(約6万8000円)で存在するとされています。
"警務版"と聞くとなんだか胸が躍るのは筆者だけでしょうか。更なる情報が待たれます。
「政府」及び……………