今月24日中国国内で行われた報道関係者向けのイベントで、vivoがコンセプトモデルであるApex 2019を正式発表しました。
なお前日の23日にMeizuも新機種を発表しており、そちらもApexに似たコンセプトで話題になっています。
これまでリーク情報があまり出まわらなかったApexでしたが、vivoは発表前に中国で街頭イベントを行なっていました。イベントではApexの入った黒い箱が用意され、一般人が黒い箱に手を入れて実機を触ることができるという内容でした。中を覗くことは一切できないのですが、参加者からは驚いた様子と共に「スチールソープのようだった」「ボタンやジャックの凹凸がないように感じた」といった感想が挙がっていました。
この感想は正しかったのです。今回発表となったはイヤホンジャックはおろか、充電用のUSB端子も省かれています。そして、電源や音量のボタン類も一切搭載していないのが特徴です。そしてハイエンド機種ではお馴染みとなったインディスプレイ指紋センサーも搭載します。
充電用のポートが見当たらないことについてですが、本体背面にマグネットのセンサーが埋め込まれており、そのセンサーを通じて充電やデータの移行をすることになります。イメージとしては、Apple Watchシリーズの充電方式が近いと思われます。
従来の物理ボタンがない代わりに、本体側面に圧力を感知するセンサーが搭載されており、物理ボタンと変わらない利便性になるとのことです。
インディスプレイ指紋センサーは、画面のほぼ全面から指紋を読み取れるようになっています。上記の画像からも全面が認証に使えることが確認できます。これまでは画面の下半分にある十円玉程度の部分でしか読み取れなかった事を考えると、ディスプレイの全面が使用できるのは大きな変化です。
また、スピーカーが外観からは確認できません。これについてはスクリーン下部にスピーカーユニットが搭載されることが理由で、音声をスクリーン面を通して伝える仕組みが取られています。AQUOS Crystalなどの機種でも採用されている仕組みです。音声入力用のマイク穴が画面下枠に存在するようですが、ほぼ全面がスクリーンだと言えるでしょう。
そして前述の特徴とは別に驚かされるのは、SnapdragonのX50 5Gモデムを搭載した5G対応機種であるということです。5Gモジュールによるマザーボード内のスペース増加を抑えることに成功したとvivoは主張しています。
新たな機能が多い機種ですが、性能面でもSnapdragon 855を搭載するほか、12GBのRAMと256GBのROMを搭載するハイスペックなモデルになります。カメラについての情報は公開されていません。
なお、vivo Apexはコンセプト(構想)モデルとして発表されたものなので、一般販売はされない模様です。しかし、現在の技術でもこのような未来のスマートフォンが造れることが明らかになったモデルでした。vivo NEXに続いて非常にワクワクさせられた機種ですが、今後vivo Apexの技術を応用したスマホの発売を期待しましょう。
Source:AndroidAuthority,ITHome
BBKはOPPOしか入って来んしな〜
Apexを期にvivoも来んかな〜