大手キャリアのサブブランドとして人気を集めているUQモバイルとワイモバイル。似ていると比べられることが多い2キャリアですが、違いはあるのでしょうか。
今回は、「料金・プラン」「速度」「端末」の点を中心に比較していきたいと思います。
目次
料金・プラン:UQモバイルがややお得
(税込) | UQモバイル スマホプラン | ワイモバイル スマホベーシックプラン |
3GB | 2,178円 / 月 | 2,948円 / 月 (6ヶ月間は新規割適用で2,178円 / 月) |
10GB | 3,278円 / 月 | 4,048円 / 月 (6ヶ月間は新規割適用で3,278円 / 月) |
14GB | なし | 5,148円 / 月 (6ヶ月間は新規割適用で4,378円 / 月) |
通話料金 | 20円/30秒 | 1回10分以内の国内通話無料 (10分超過分は20円/30秒) |
※ 両者ともに20GBプランを発表済みですが、上記の表には含めていません。
初めの6ヶ月間、基本料金は同じです。しかしワイモバイルの新規割適用が終わるとUQモバイルの方が770円安くなります。ただ、ワイモバイルのプランは通話料金込みの料金となっているので、10分以内の国内通話であれば無料です。
UQモバイルも別料金の下記通話オプションに加入すれば、お得な定額通話が可能です。
国内通話かけ放題 | 1,870円/月 |
国内通話10分かけ放題 | 770円/月 |
最大60分/月の国内通話が定額 | 550円/月 |
速度:最近の測定結果ではUQに軍配
UQモバイル | ワイモバイル | |
速度 | 高速 | 高速 |
節約モード時 | Sプラン:最大300Kbps Rプラン:最大1Mbps | 節約モードなし |
通信制限時 | Sプラン:最大300Kbps Rプラン:最大1Mbps | Sプラン:最大300Kbps M,Lプラン:最大1Mbps |
大手キャリアのサブブランドということもあり、どちらも高速通信が可能です。通信制限時の速度としてはどちらも同じ条件となりますが、UQモバイルは節約モードが使えます。そしてデータ容量が余った場合、UQモバイルは翌月までの繰越が可能です。
それでは、実際の速度を見ていきましょう。(参考:格安SIMの通信速度計測 )
実際の速度
2020年11月19日(木)と11月21日(土)の速度です。比較として格安SIM mineoの速度も載せています。
平日:2020年11月19日(木)の速度
UQモバイル | ワイモバイル | mineo(au) | mineo(SoftBank) | |
朝 | 16.2Mbps | 6.6Mbps | 7.0Mbps | 1.5Mbps |
昼 | 13.9Mbps | 6.1Mbps | 0.2Mbps | 0.3Mbps |
夜 | 13.7Mbps | 2.6Mbps | 8.4Mbps | 4.2Mbps |
格安SIM mineoは平日の昼にかなり速度が落ちていますが、UQモバイルとワイモバイルは少し落ちているものの十分な速度が出ていると言えるでしょう。一方、夜になるとワイモバイルがぐっと落ち込んでいます。
休日:2020年11月21日(土)の速度
UQモバイル | ワイモバイル | mineo(au) | mineo(SoftBank) | |
朝 | 10.5Mbps | 2.0Mbps | 8.7Mbps | 4.4Mbps |
昼 | 13.1Mbps | 4.7Mbps | 1.9Mbps | 2.1Mbps |
夜 | 13.7Mbps | 7.9Mbps | 9.9Mbps | 4.1Mbps |
UQモバイルは時間帯に関わらず10Mbpsを超える安定した速度が出ていることが分かります。ワイモバイルは時間帯によって速度にばらつきがあるようです。
測定日時によって違う結果も
上記サイトではUQモバイルに軍配が上がりましたが、価格コムマガジンの調査ではワイモバイルの方が速いという違った結果となっています。
測定日時や測定場所によって速度に変化があるので一概にどちらが速いとは断定できませんが、最近の速度ではUQに軍配があがります。2社共に、回線が混雑する昼にぐっと速度が落ちてしまう格安SIMと比べるとどちらも十分な速度が出ていると言えるでしょう。
端末ラインナップ: 引き分け
UQモバイルとワイモバイルは端末販売も行っています。主な取り扱い機種を以下にまとめました。
UQモバイル | ワイモバイル |
・iPhone SE(第2世代)、iPhone 7 ・au Certified iPhone 8(認定中古品) ・AQUOS sense3 basic ・OPPO Reno3 A 等 | ・iPhone SE(第2世代) ・AQUOS sense4 basic ・Xperia 10 II 等 |
iPhoneを販売しているというのは嬉しいポイントです。2020年8月に発売されたばかりの第2世代iPhoneSEもラインナップに加わりました。なお、販売価格もそれぞれ相手を意識してか大きく変わりません。
ただ、それぞれの親ブランド、au・Softbankに比べると選択肢の少なさは否めません。ラインナップの中に使用したい端末がない場合は、自分で用意する必要がありそうです。
その他比較ポイント(意外と重要)
海外のSIMフリー機との相性でいうと、一般論でいうとワイモバイルのほうが良いです。UQモバイルが使えない端末は多く、注意が必要です。また、ワイモバイルの店舗数は800を超えており、UQモバイルの4~5倍の店舗網です。
まとめ
今回はUQモバイルとワイモバイルを徹底比較しました。
どちらも大手キャリアのサブブランドということもあり、似ているキャリアと思われる方も多いですが、それぞれに特徴があることが分かりました。
最後の「その他比較ポイント」を重視される方はワイモバイル、それ以外の方はUQモバイルが良いと思います。telektlistの読者はワイモバイル派が多いのではないでしょうか。
ここの利用者の7〜8割程は中華端末派だからUQなんて一部の貧乏人しか使わんだろ