大きな代償となりました。
Appleは古いiPhoneの動作を意図的に遅くしていた問題で、最大5億ドル(約540億円)の賠償金を支払うことに同意したと報じられました。和解案は2/28に公開され、今後カリフォルニア州地方裁判所の承認によって和解が成立します。
iPhone1台あたり25ドルの賠償
Appleが支払う和解金は、該当するiPhone1台1台に対し支払われます。対象はアメリカ国内でiPhone 6、6 Plus、6s、6s Plus、7、7 Plus、SEをiOS 10.2.1以降のバージョンで使用していたユーザーです。
地方裁判所で和解案が承認されると、Appleは顧客の所有しているiPhone一台に対して25ドル(約2,700円)の支払いが行われます。残念ながら、この賠償は米国のiPhoneユーザーのみが対象となっています。
現在使用しているユーザーだけでなく、過去に使用していたユーザーも対象になるとのことで、Apple IDなどで使用履歴を照合する必要がありそうです。また、現段階では対象となるiPhoneの台数はわかっていません。しかし最低でも3億1,000万ドル(約330億円)の支払いが行われるだろうと予想されています。
この問題はiPhone 6 Plusのバッテリー交換をユーザーが独自に行ったところ動作が速くなったことをきっかけに明らかになりました。iOSは古くなったバッテリーを判別し、意図的に動作を遅くし買い替えを煽っているのでは、という疑惑が持ち上がったのです。
その後、Appleは低額でバッテリーの交換に応じることになりましたが結果として集団訴訟に発展しました。Appleは大きな代償を支払うことになりそうです。
Source: Reuters
Appleさん!?
まずいですよ!
ちょっとホントに!