画像は過去公開されたPixel 8 Proのレンダリング
Pixel 8 / 8 Proに搭載されることが確実視されるGoogleの第三世代カスタムSoC、Tensor G3のスペックが、ガジェットメディアAndroidAuthorityよりリークされました。Tensor G3はTensor G2に比べて大幅な性能UPが確実となっています。
Tensor G3は9コア構成に
Tensor G3のラージコアは、Snapdragon 8 Gen 2と同じCortex-X3を搭載予定です。Tensor G2のラージコアはCortex-X1(2個)だったので、大きなアップグレードが見込まれます。
Tensor G3 | Tensor G2 | Tensor G1 | |
ラージコア | 1x Cortex-X3 @ 3.0GHz | 2x Cortex-X1 @ 2.85GHz | 2x Cortex-X1 @ 2.8GHz |
ミドルコア | 4x Cortex-A715 @ 2.45GHz | 2x Cortex-A78 @ 2.3GHz | 2x Cortex-A76 @ 2.25GHz |
エフィシェンシーコア | 4x Cortex-A510 @ 2.15GHz | 4x Cortex-A55 @ 1.8GHz | 4x Cortex-A55 @ 1.8GHz |
ライバルとなるSnapdragon 8 Gen 2(CPU構成は下記。)のほうがクロック数では上回っていますが、Tensor G3のほうがCPUを一つ多く搭載しています。
- 1x Cortex-X3 @ 3.2 Ghz
- 2x Cortex-A715 @ 2.8GHz
- 2x Cortex-A710 @ 2.8GH
- 3x Cortex-A510 @ 2.0GHz
一つ心配な点は、Tensor G3はExynos 2300をベースとすることから、サムスン4nmプロセス製造である点です。サムスンの4nmプロセスで製造された代表的なSoCとしては、Snapdragon 8 Gen 1がありますが、発熱問題が少なからず報告されていました。
Tensor G3に搭載するCPUのクロック数を抑えめになっているので、発熱の問題が起こらないことを期待したいところです。Pixel 8 / 8 Proは今秋の発売予定で、日本発売はほぼ確実です。
GeekbenchスコアはSnapdragon 8+ Gen 1をやや下回る
Tensor G3のGeekbenchスコアもリークされています(完成版のものでは無い可能性があります。)スコアはシングルで1,200点弱、マルチで3,800点強となっており、Snapdragon 8+ Gen 1をやや下回りますが、Tensor G2(シングルで1,100点前後・マルチで3,300点強)を大きく上回ってはいます。
https://twitter.com/Tech_Reve/status/1665624449390100480
Source: AndroidAuthority, Twitter
サムスンと関わるな