メルカリ・ラクマやヤフオクで個人から中古スマホを購入する際のトラブルを回避するための注意点を項目にまとめました。
今回紹介しているチェックポイントは、中古スマートフォンを10台近く購入してきた筆者の経験によるものです。気づかずに焼き付きのひどい中古スマートフォンを購入してしまったり、ジャンク品に密かな期待をしてがっかりしたことは数しれず......
ハズレさえ引かなければお得な中古スマートフォン、購入前に注意点をチェックしましょう。
目次
チェックリスト
1. 本体は初期化されているか
本体が初期化されているか確認をしましょう。ブックオフの場合、専門の従業員がデータ消去・初期化の作業を行った中古スマートフォンを販売しているので安心して購入できますが、個人から買う時は注意が必要です。
前の持ち主のデータが残っていると、本人でなければ初期化ができないことがあります。スマホに詳しくない人だと完全に忘れられている場合もあるので、怪しい場合はコメントで聞くなどしましょう。
また、iPhoneの場合はアクティベーションロックされている場合は要注意。紛失・窃盗されたiPhoneが何らかの経路で出品されている、ということになります。この場合、前の持ち主のApple IDとパスワードがわからないと使用できる状態にならないので注意をしてください。
2. 充電器は付属しているか
充電器が付属していなければ、対応するものを事前に購入、用意しましょう。
買った後に充電器を買うのはおすすめしません。中古スマホが到着してすぐに動作確認が行えないと、トラブルの原因になります。
3. 本体代金の支払いはきちんとされているか
SIMフリー機種として売られているスマートフォンを除いて、中古スマホはキャリア(docomoやSoftbankなど)から販売されているモノがほとんどです。
本体代金の支払いが前の持ち主によってきちんとされなかった場合、「赤ロム」と呼ばれる状態になります。赤ロムのスマートフォンは、本体が販売されたキャリアのSIMカードを利用できなくなります。
各スマートフォンにはIMEIという個体番号が振られており、その番号を手掛かりにして本体代金が支払われているかチェックすることができます。IMEIから契約者の個人情報は特定できません。
本体代金の支払いがされているかチェックする具体的な手順は下の記事をご確認ください。
5. 素人が勝手に手を加えたりバッテリーを交換していないか
フリマアプリのメルカリでは、素人の出品者が中古iPhoneのバッテリーを新品に交換して販売しているケースがあります。隠すどころか、新品バッテリーであることをセールスポイントのようにしているため、注意すれば簡単に避けることができます。
主婦やサラリーマン、学生がお小遣い稼ぎで激安の品質の保証がないバッテリーを仕入れ、YouTubeなどの動画を参考にiPhoneを修理しているのです。素人が一度開けて分解した中古スマートフォン、欲しいですか?
私は、こういう出品者による中古スマートフォンは絶対におすすめできないです。
6. 画面に焼き付きはないか(あっても納得しているか)
近年のスマートフォンでは、有機ELディスプレイが採用された機種が多くなっています。有機ELはメリットがたくさんありますが、焼き付き(劣化)が起きるリスクも同時に抱えています。
焼き付きは、画面の一部もしくは全体が黄ばんだり変色している状態を言います。また、アプリや文字などの表示が画面にうっすら残っている状態もありえます。
特に2年以上古いGalaxyには注意して、掲載画像をよく見て判断するようにしましょう。
チェックポイント(ガジェットマニア向け)
1. ROMや本体はどこの地域のものか
同じ機種でも中国国内版だとGoogle系アプリはデフォルトで搭載されていない、ということは有名ですが、他にも地域差・個体差はあります。海外スマホの場合は、購入場所や型番が記載されている中古スマホを購入するべきです。
- 香港版だと充電器のコンセントの形状が違う
- インド版は対応バンドが少ない場合が多い
- Galaxy上位モデルは地域ごとに搭載SoCがExynosまたはSnapdragonに分かれている
- Gearbestなど海外通販で購入されたスマホはショップROMが搭載されていることがある
- SIMカードスロットの数、microSD対応の是非は同地域内でもキャリアによって異なることがある
2. 相場より異常に安くないか
相場より異常に安いのにジャンク品ではないなら、偽物であることもしばしば。
何か裏があると疑って、説明文をよく読むようにしましょう。
3. キャップ類はついているか
GalaxyやXperia、Arrowsなどの一部機種では、キャップ型防水のタイプが存在しています。
中古スマートフォンでは、防水キャップやUSB端子キャップが無くなっている場合が珍しくありません。
4. その機種の評判は悪くないか
Androidの中古スマートフォンでは、発売当時に発熱やソフトウェアのトラブルで評判が悪かった機種も存在しています。発売から時間が経っていれば、評判の悪さに気づけないこともあるでしょう。
購入する前にその機種の評判やレビューを確認するべきです。
5. ジャンク品はゴミだ
ジャンク品はそのままの状態ではゴミです。起動すればラッキー、使えれば更にラッキー。音が鳴らないだけだと思って買ったらカメラも起動しなかった、ということもありえます。
ジャンク品を買うなら後から文句は言えません。自分で修理できるほどの専門的知識がある場合以外は基本的に避けた方が良いと思います。
simロックの解除キーが分かっているかどうか