【解説記事】スマホケースの素材、全7系統の利点・欠点まとめ

皆さん、スマートフォンのケースを使っていますか?

買ったらすぐに付ける派、気が向いたら付ける派、完全なる裸族派など様々な人がいると思います。スマホケースを付ける方々はどのようなケースを選びますか?いろんな物があって迷いますよね。

今回の記事はマニアックですが、そんなスマホケース選びのときに参考になるスマホケースの素材について解説します。

【参考】Twitterでの投票結果です。公式Twitterでは最新ニュースや更新情報だけでなく、こういったアンケートもたまに実施しています。もしよろしければ是非フォローして下さい!

ハードケース

ハードケースはその名の通り硬い素材でできたケースです。硬いため、印字がしやすく様々なデザインのケースが存在します。一方で、物によっては破損しやすく、欠けてしまうこともあります。

ポリカーボネート(プラスチック)

プラスチック製の透明なハードケースで最もよく使われている素材がポリカーボネートです。

透明性が高く、他のプラスチック素材と比べて変色も少ないことが特徴です。また、印字がしやすく様々なイラストをケース上に印刷することができます。そのため、スマートフォンのデザインを損なうことのない透明なケースも作ることが可能で、オリジナルデザインのケースを制作する事もできます。一方で、落としたりして強い衝撃を加えると欠けたり割れてしまうリスクがあります。

 透明性が高い、様々なデザイン、安い

 欠けやすい

アルミニウム(金属)

ケース売り場を見ると、金属製のケースも見つかると思います。そのほとんどがアルミニウムで出来ています。

アルミニウムを使ったスマホケースは、耐衝撃性や耐久性に関してはピカイチです。また、ほとんどがアルミニウムの質感を活かしたデザイン性が高いケースです。スマホ本体の素材に使われているだけありますね。

一方で、いくらアルミニウムといえども金属なのでプラスチックよりかは重いです。また、しなやかさがないため装着しにくいものも多いです。

注意するべき点は、ワイヤレス充電ができなくなることです。金属カバーが無線充電の電波を遮断してしまうことが原因です。また、加工にCNCを用いていることや原材料が高いことなどから、値段がどうしても高めになってしまいます。

 耐久性・耐衝撃性が高い、質感・デザインがいい、高級感、夏に涼しい

 重い、装着しにくい、無線充電ができなくなる、高い、冬に寒い

ちょっとおしゃれなお店に行くと木製のスマホケースも見かけますね。

木はプラスチックと同じように軽く、アルミニウムとは違ったベクトルでデザイン性に優れています。有機物の温かみを感じることができます。

一方で、アルミニウムと同じように工作精度が求められるので高価になってしまいます。また、木を使っているので水に弱いという欠点があります。ただ、ラッカーや油、ロウ等でコーティングされ、ある程度の防水性があるカバーも多いです。

 デザイン性が高い、温かい

 高い、水に弱い、ケースの種類が少ない

レザー(人工)

手帳型のケース(この場合はカバーでもある)に多いのが人工レザーです。レザー自体は柔らかい素材ですが、硬いプラスチックの上にレザーを張ることが多いのでハードケースに分類しました。

人工レザーは製造方法も確立されているため比較的安価です。また、肌に馴染むので滑りにくく、落としにくいという良い点もあります。

デメリットとしてはアルミほどではないですが比較的分厚くて重いです。また、印字は難しいのでイラストなどは載せられません。

 滑りにくく落としにくい、質感がいい

 分厚くて重い

レザー(天然)

レザーで言えば天然のレザーもあります。iPhoneだったらAppleの純正レザーケースが天然でしたね。

天然のレザーケースは人工レザーとほとんど同じメリットがありますが、それに加えて高級感、レザー育てていく楽しみなどがあります。また、刻印などにより個性を出すこともできます。

一方で、水に弱くしみになりやすいこと、お手入れをしないと劣化が激しくなるデメリットもあります。また、天然レザーは生産に手間がかかるので平均的にかなり高価です。

 滑りにくく落としにくい、高級感が素晴らしい

 分厚くて重い、水に弱い、お手入れが必須、高い

ソフトケース

ソフトケースは柔らかく曲げられるケースのことを言います。簡単に変形するので装着しやすく、耐衝撃性も強いです。一方で、熱に弱く、変色しやすいというデメリットもあります。

ソフトケースの素材としては2種類しかありませんので簡単に見ていきます。

TPU

まずは、TPUです。TPUとは、Thermoplastic Polyurethane、つまり熱可塑性ポリウレタンのことです。

特徴としては透明度が高く、スマホのデザインを損なわないクリアケースが作れます。

しかし、黄色に変色しやすく、長期間使うと見苦しくなります。

 装着しやすい、耐衝撃性、透明度が高い

 熱に弱い、変色しやすい

シリコン

シリコンはカラフルなスマホケースによく使われている素材です。

TPU以上に柔らかく、耐衝撃性は最強です。また、着色が簡単なのでキャラクターケースなどケースに様々なバリエーションがあります。

一方でシリコンが切れてしまう事がよく起きます。また、TPUよりもずれやすく、熱にも気をつける必要があります。

 装着しやすい、耐衝撃性、ケースのバリエーションが多い

 熱に弱い、耐久性がちょっと弱い、ずれやすい


スマホを守るため、おしゃれをするため、ケースを選ぶ理由は人によって様々な理由があると思います。自分の目的にあったケースを選ぶとき、参考になれば幸いです。

ちなみに、筆者の好みは本体のデザインを損なわず、衝撃にも強いTPUケースです。

Source : Hamee

フォローする

Writer

ナカヤマユウショウ
2013年にMNPを知ってからスマホオタクになった理系大学生。telektlistでは珍しいiOS派。 最近顔出しでYouTubeはじめました。 Twitter: @yushonakayama Instagram: @yushonakayama

関連記事

関連記事

 コメント

※暴言・個人攻撃等は予告無しに削除します

  1. 匿名 2019.04.03 16:19 ID:b3b6d753c 返信

    手帳タイプが好きではないのでTPU使っていますが変色が早いです。
    でも落下させたら?と思うと他の選択がない。

    それはそうと、この記事書いた人はスマートフォン=iPhoneと言いたいのかな?

  2. 匿名 2019.04.03 17:55 ID:4148c4747 返信

    薄さ軽さ、触感、耐用性と言えば、総合的にケブラーは絶対最高だと思う、日本市場にはほぼ発売していないですね。

  3. 匿名 2019.04.04 18:59 ID:40ec4dafd 返信

    透明TPUの欠点として、
    対策していないケースは半端に本体に張り付いてしまい
    非常に見苦しいことになる点も挙げられますね

    個人的に、スマホのケースは合成皮革が一番だと思ってます。
    程よい滑り、ある程度のクッション性=保護性、廉価、と
    非常にバランスが良いです。