日本でも知名度を高めつつあったOPPOが、思わぬ形で冷や水を浴びせられた格好です。
AQUOSシリーズで知られる大手電機メーカーのシャープが、OPPOの日本法人(オッポジャパン株式会社)を提訴しました。
シャープ公式のプレスリリースによれば、無線LAN関連の特許が侵害されたとして、今年1月30日に東京地方裁判所へ申し立てを行ったとのこと。
NHK NEWS WEBなどが報じたところでは、今回の販売差し止め要求の対象となっているのは計5機種。その中には、指原莉乃さんをイメージキャラクターとして、日本市場で人気を集めているReno Aも含まれています。
OPPOは現時点で「ノーコメント」
シャープからの訴えに対し、OPPOの日本法人(オッポジャパン株式会社)も翌31日にプレスリリースを出しました。
現時点では訴状を受け取っていないということで、コメントは差し控えられています。
気になる今後の展開
スマートフォン本体やカメラ部分のデザインのようなわかりやすい話ではなく、「無線LAN関連の特許」が対象となっており、一般ユーザーには少しピンとこない今回の一件。
ただし、シャープとしては「保有する知的財産権を重要な経営資源と位置づけている」ということで、自社の特許侵害に対する毅然とした姿勢を示した形です。
訴えの対象となったOPPOにとっては、Reno Aを中心として日本でも徐々に人気を集めてきた矢先の事態であり、販売差し止めの決定は何としても避けたいところ。
OPPOの日本向け販売サイトを確認すると、現時点でのスマートフォンのラインナップは、計7機種と決して多くありません。それだけに、今回の5機種すべてが販売差し止めとなってしまった場合、そのダメージは計り知れないものになりそうです。
5機種って東京地裁だから日本発売のReno、RenoA、A5、Reno10x zoom、AX7、R17Neo、R17Pro、Find X、R11sのうちのどれか5機種か