著名リーカーYogesh Brar氏によると、Snapdragon 8 Gen 4の1個当たりの調達コストは220~240ドル(3.5~3.8万円)となるようです。現行Snapdragon 8 Gen 3に比べて、5,000円超割高になる見込みです。
Qualcommのフラッグシップ機向けチップセット、Snapdragon 8 Gen 4は10月21日に正式発表されることが確定的となっています。
Snapdragon 8 Gen 4搭載機は割高になるか
Snapdragon 8 Gen 4そのものコストが高くなることに加え、Snapdragon 8 Gen 4搭載機は5,500mAh以上のバッテリー搭載が必要となるようです。性能面では現行のSnapdragon 8 Gen 3に比べて大幅向上が見込まれるものの、Snapdragon 8 Gen 4搭載機はゲーマー以外のユーザにはオーバースペック気味なスマホになってしまうかもしれません。
サムスンは今年の新作Galaxy S24シリーズにおいて、(Snapdragon 8 Gen 3に比べて性能が劣る)Exynos 2400搭載モデルを一定割合採用しました。が、「Galaxy AI」の新機能を上手くアピールすることで、ハイエンド機市場でのシェア拡大に成功しています。
今後のハイエンド機市場においては、サムスンやGoogle Pixelのように単純な処理性能の高さ以外で勝負するメーカーが増えてくるかもしれません。
まず、Snapdragon 8 Gen 4を初搭載して10月後半に中国発表される見込みのXiaomi 15シリーズの価格とスペック(特に、バッテリー容量や重さ。)に注目ですね。
Source: X
台湾記事によると、
◯TSMCの生産力は(4nm,次世代3nmへの需要が高すぎて)2026年までは既存の発注をこなすだけでも限界レベルで余裕が無いこと
◯原材料価格が高騰していること
主にこの二点でAppleも含め、今年以降SoCの大幅なコスト高は避けられない見通し