近年、スマートフォンにおけるカメラは高解像度化の一途を辿っています。現状における最大画素数は108MPですが、なんとサムスンは600MPもの超高解像度センサーを開発中の模様です。
4Kや8K動画が開発の後押しに
Samsung is really doing 600MP sensors! pic.twitter.com/vGgsfxsGGh
— Ice universe (@UniverseIce) December 5, 2020
著名リーカーであるIce universe氏は、Twitter上で「サムスンはガチで600MPセンサーを開発中だよ!(意訳)」とのコメント共に、サムスン内部でのプレゼン資料と見られるスライド画像を公開。
画像にある文章によると、(スマートフォンにおける)4Kおよび8K動画のトレンドによりセンサーの解像度は上昇しており、巨大化するセンサーのカメラバンプ問題をISOCELL(サムスン製のイメージセンサー名)の進化により解決する、とのことです。
実現はまだ先か。短期的にはハイエンド機の画像数を抑えるトレンドも
カメラバンプ問題、と書かれているように、600MPセンサーを0.8μmのピクセルサイズで実現した場合は、現状その厚さが22mmとなり、1/0.57もの大きさのセンサーはスマートフォンの背面の約12%もの面積を占めることになる、とスライド上では述べられており、まず実現するにはこれらの問題を解決する必要があるでしょう。
これまで、48MPから始まり、64MP、108MPと年々巨大化してきたイメージセンサーですが、いくら技術の進歩は早いと言えど、600MPセンサー搭載機を我々が手にするのはまだ先のこととなりそうですね。
短期的には最上位機のメインカメラの画素数を敢えて抑えるメーカー(Xiaomi等)も出てきています。サムスンとXiaomiの次期フラッグシップにおけるメインカメラの画素数予想は以下の通り対照的な形となっています:
サムスン | S21とS21+: 64MP | S21 Ultra: 108MP |
Xiaomi | Mi 11: 108MP | Mi 11 Pro: 50MP前後 |
中長期的にはスマホのカメラは「超」高解像度化していくのでしょうが、短期的には「50MP以下がちょうどよい」と考えるメーカーが多数派(Xiaomi/Huawei等)を占めそうです。サムスンには「少数派」として「超」高解像度化路線を追求してほしいですね。
Source:Twitter
いかつすぎ