Oppoが日本で発売しているSIMフリースマホ「Oppo R15 Neo」を格安SIMのIIJmioからレンタルしたので、実機レビューを行いました。
Oppo R15 NeoはOppoが日本で発売しているスマホの中では一番価格が安いモデルです。低価格ながらもデュアルカメラを搭載し、ストレージ容量も64GBです。何より、4230mAhの大容量バッテリーは魅力的です。
今回使用してみた印象としては非常に完成度の高い端末です。もちろん価格なりの部分や気になる点もありました。端末自体はレンタルしたものですが、この記事では良い点・悪い点両方を正直にレビューします。
Oppo R15 neoの性能
基本スペック | |
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ディスプレイ | 6.2インチ, 720 x 1520, IPSディスプレイ, 271ppi |
サイズ | 156.2 x 75.6 x 8.2mm, 168g |
システム | |
OS | Android 8.1 (Oreo) |
Soc | Qualcomm Snapdragon 450 |
CPU | Cortex-A53 8コア, 1.8 GHz |
メモリ(RAM) | 3GB / 4GB |
ストレージ | 64GB, sd_card microSD最大256GBまで |
カメラ | |
メインカメラ | camera_rear 13 + 2MP, F値/2.2, デュアルカメラ |
前面カメラ | camera_front 8MP, F値/2.2 |
センサ類 | 加速度センサ, 近接センサ, コンパス |
機能 | 防水 非対応, イヤホンジャック あり |
バッテリー | battery_charging_fullmicroUSB 2.0, 4230mAh |
Oppo R15 Neoは6.2インチ縦長ディスプレイを搭載した2~3万円台のSIMフリースマートフォンです。4230mAhの大容量バッテリーと、8.2mm, 168gの薄くて軽い本体を両立させている点が強みです。
箱・付属品
写真を取り忘れてしまったものの、箱はシンプルでしっかりとしたものでした。クリアケースが無料で付属しています。イヤホンは付属しておらず、他には充電器とコードが入っていました。
デザイン・外観
今回レビューに使用したのはダイヤモンド・ピンクです。実物はしっかりピンクですが、やや淡い色合いです。ダイヤモンドカット加工はイメージ画像のようにはっきりとしておらず、光の反射によって見えたり見えなかったりします。
ビジネスには使いにくいものの、派手すぎず上品な見た目だと思います。
背面は見たところ一枚ガラスで、凹凸はありません。側面の金属の感触も良く、価格以上の質感を感じました。ただ、指紋は普通についてそれなりに目立ちます。
6.2インチディスプレイですが、縦長なので持てないほど大きいわけではありません。
端末上部のアップです。カメラ部分はやや出っ張っています。背面はロゴとカメラのみのシンプルな見た目です。
指紋認証センサーは非搭載ですが、顔認証に対応しています。ロック解除はスムーズでした。
ディスプレイはフルHDではなくHDではあるものの、普通に綺麗です。デフォルトでは寒色寄りのセッティングですが、設定で調整可能です。
ベゼルはやや太いものの、体感ではiPhone XRほど太くはありません。
ディスプレイがフルHDではないので画面の粗さが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、細かい文字を意識して見ない限りフルHDスマホとの違いはほとんど認識できません。動画を見ても特に気になることはなく、写真や動画へのこだわりが無ければ十分な水準だと思います。
持っている分には気にならないものの、横から見ると少しでっぷりとしたシルエットです。本体の厚さは8.2mmで、特に分厚いわけでは無いものの、薄いスマホでもありません。
ソフトウェア
3月時点のAndroidバージョンは8.1 (Oreo)で、独自のカスタムOS「Color OS」のバージョンは5.1です。
開封直後の初期状態の空き容量は49.7GBでした。
なお、今回はメモリ3GBバージョンですが、別に4GBバージョンも販売されています。
ベンチマーク
Antutu 7ベンチマークは総合点が71675です。ライバルのP20 Liteと比べると同等以上ですが、それほど速くはありません。項目別にスコアを見ると、CPUが33200、GPUが12118、UXが20439、MEM(メモリ)が5918です。相対的に非力なGPUが足を引っ張っています。
CPUに絞って性能を評価するGeekbenchスコアはシングルが761、マルチコアが2493です。
実際の動作性能は悪くはなく、ゲーム以外の使用目的なら十分使えるレベルです。
カメラ性能
低価格スマホで一番差が出るといっても過言ではないのがカメラ性能。初期設定のまま、オート撮影を行ったので、写真からカメラ性能を評価していきます(写真はクリックで拡大可能)。
空やレンガのディテールは潰れてしまっていますが、色の再現度はまあまあです。
影の部分がやや暗いものの、普通に撮れています。
木の後ろの空が完全に白飛びしてしまっています。レンガや瓦は上手く再現できています。
赤みがやや薄く、飯テロには加工・修正が必要な色合いだと思います。
まとめると、カメラ性能は価格相応な印象です。この価格帯のスマホとしては平均レベルだと感じます。もっとも最近は低価格スマホでもそれなりに写真が撮れるので、悪くはない画質です。ただ、iPhoneやハイエンドAndroidと比べると、素人でもわかるはっきりとした差が見て取れます。
スピーカー音量・音質
スピーカーはステレオではなくモノラルです。イヤホンジャックがしっかり有るのは嬉しいポイントです。
端末から1メートル離れた地点で音楽・ピンクノイズ・アラーム音の最大音量を計測しました。結果は以下の通りです。
音楽(宇多田ヒカル・Firstloveサビ): 78.2 dB
ピンクノイズ: 78.4 dB
アラーム音: 80.3 dB
全スマホの中でもトップクラスのかなり大きな最大音量です。
音質は個人の感覚ですが、音割れもあまりせず、価格帯平均よりも若干上だと感じました。
Oppo R15 Neoの評価・まとめ
優れている点
- しっかりした包装と付属品
- 美しい本体デザインと高い質感
- 使いやすいジェスチャー機能
- トップクラスの最大音量
残念な点
- 好き嫌いの分かれる独自UI
- 非力なGPUが足を引っ張る処理性能
- 平凡なカメラ性能
現時点で3GBバージョンの価格はAmazonで2万1928円。短所もあるものの、完成度が高い端末です。特にお値段以上のデザインと高級感はさすがOppoと言った所です。総合的に考えると、Oppo R15 Neoはコストパフォーマンスに優れたスマホだと思います。
4G / LTEバンドも3大キャリア全てに対応しており、安心して利用できます。低予算で実用的でおしゃれなスマホを買いたい方におすすめしたいモデルです。
なお、格安SIMのIIJmioではシェアNo.1キャンペーンとして、音声SIMとセットで購入する場合、通常2万4800円のところ、なんと100円でOppo R15 Neo(3GBモデル)を手に入れられるセールを行っています。24回分割払いにも対応しており、その場合はなんと、一ヶ月5円の支払いになります(使う人はいるのでしょうか)。
キャンペーンは3月22日までで、なくなり次第終了です。この機会に購入してみてはいかがでしょうか。
未だにガラケーおやじをやっております(ガラケー歴15年)が流石に時流に抗せず今更ながらスマホに決断。きっかけは、家電量販店にガラケー充電のために寄って近くにいた店員さんに充電スタンドの使い方から教えてもらったところからです。(恥も外聞もなく・・)
すると、その親切な方が偶然「oppo」の社員さんでした。
大手三社は分かるけど「何それ?」初耳でしたがなかなか親切に成り立ちを説明してくれました。(日本では無名に近いけどアジアではメジャーとのこと・・)
もともと珍しさに心が揺れる性質で親切さにも引きずられ、契約することにしました。
納得のコスパでもあり、早いとこ使いこなさねば!の今日この頃です・・。
因みに、2年程前にタブレットを買いましたが2~3回しか使っていません。(今もあります)