Xiaomiは本日、ヨーロッパなどの国際市場向けの新スマホ「Redmi 9」「Redmi 9A」「Redmi 9C」を発表。中国向けとマレーシア向けには発売が決まっていたRedmi 9シリーズですが、以前から期待されていたヨーロッパ向けモデルが正式発表されました。
尚、Redmi 9については、先月スペインの公式サイトに先行して掲載されていました。
今回発表された3モデルの価格帯は日本円換算で1.2~2万円です。Xiaomiはヨーロッパ市場のシェアが4位(8~9%)ですが、現在シェア3位のHuawei(約18%)のヨーロッパ廉価版スマホ市場での地位を奪うことに本腰をいれそうです。
Redmi 9のスペック・価格
Redmi 9は今回発表されたのスマートフォンの中では一番性能に優れているモデルです。
スペックが優れているにも関わらず、約2万円で入手できる6.53インチのクアッドカメラ搭載スマホなので、かなりコスパは良さそう。大容量バッテリーを搭載しているので、充電切れの心配をする機会もあまり無さそうです。
【Redmi 9のスペックと価格】
- SoC:MediaTek Helio G80
- ディスプレイ:6.53インチの水滴ノッチディスプレイ(FHD+)
- メモリ+ストレージ(本体価格):3+32GB(149ユーロ・約1.8万円)、4+64GB(169ユーロ・約2万円)
- 背面カメラ:クアッドカメラ搭載(13MPのAIカメラ+超広角カメラ+マクロレンズ搭載)
- バッテリー容量:5,020mAh(18Wの急速充電に対応)
Redmi 9Aのスペック・価格
Redmi 9Aは今回発表されたスマートフォンの中で最も安いモデル(約1.2万円)です。
メモリやストレージも少なく、シングルカメラで指紋認証センサーにも対応していないので、メインスマホとしての利用にはあまり向いていないように思われます。
とはいえ6.53インチのディスプレイを搭載し、5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、セカンドスマホとしてKindleで読書したりするのに向いているでしょう。ただし標準搭載されているストレージでは容量が少なすぎるので、MicroSDカードでの容量追加は忘れずに。
【Redmi 9Aのスペックと価格】
- SoC:MediaTek Helio G25
- OS:MIUI 11(Android 10)
- ディスプレイ:6.53インチの水滴ノッチディスプレイ(720 x 1600、HD +解像度、アスペクト比20:9)
- メモリ+ストレージ(本体価格):2+32GB(99ユーロ・約1.2万円)
- 背面カメラ:13MPのAIカメラ搭載
- インカメラ:5MP
- バッテリー容量:5,000mAh
Redmi 9Cのスペック・価格
Redmi 9Cは今回発表された3つのスマホの中で最もバランスとの取れた性能をしています。
トリプルカメラや指紋認証センサーを搭載しており、ディスプレイの大きさやバッテリー容量も申し分ありません。ただし最上位モデルでもメモリ+ストレージが3+32GBなので、たくさんスマホを利用する人だと動作に不満を覚えるかもしれません。
【Redmi 9Cのスペックと価格】
- SoC:MediaTek Helio G35
- OS:MIUI 11(Android 10)
- ディスプレイ:6.53インチの水滴ノッチディスプレイ(720 x 1600、HD +解像度、アスペクト比20:9)
- メモリ+ストレージ(本体価格):2+32GB(119ユーロ・約1.4万円)、3+32GB(139ユーロ・約1.7万円)
- 背面カメラ:トリプルカメラ搭載(13MPのAIカメラ搭載+5MPの超広角カメラ+2MPの深度カメラ)
- インカメラ:5MP
- バッテリー容量:5,000mAh
Huawei/Honorは厳しい状況
Huawei/Honorが、今回発表されたRedmi 9 / 9A / 9Cに対して、ヨーロッパ市場でコスパ面で勝つのはかなり厳しいのではないでしょうか。1年後にはHuaweiのヨーロッパ市場でのシェアの相当部分をXiaomiが奪っていても不思議ではないでしょう。
Source: Xiaomi Global
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