TENAAで確認されたRedmiの新機種、Redmi 10X。
今回、搭載されるSoCに関して新たな情報が入ってきました。これまではHelio G85の線が濃厚でしたが、昨日(5月18日)リリースされたばかりのDimensity 820 5Gが採用されることになりました。
価格は、Socがアップグレードされたことにより、2万円台前半になるのではと予想します。5G機としてコスパ最強クラスに位置づけられるのは、ほぼ確実です。
Antutuスコアは40万点を超えた模様
ゼネラルマネジャーのルー・ウェイビン氏はWeiboでDimensity 820 5Gを搭載したRedmi 10Xのベンチマークスコアを公開。なんと約41万点を記録しています。
Dimensity 820 5Gの実力は…
Dimensity 820 5Gは、Helio G85と同じくMediaTekが手掛けるSoCです。最大クロック数2.6GHzのCortex-A76コアと、最大クロック数2GHzのCortex-A55コアで構成されています。GPUはMali-G57MC5になり最大リフレッシュレートは120Hz。
MediaTek HyperEngine 2.0が搭載されることで、同ランクの他社製SoCよりも33%も高いゲームパフォーマンスが見込めるとのこと。扱える解像度も増しており、最大80MPまで対応しています。
同じく5Gモデムを内蔵し、120Hzに対応しているSnapdragon 768Gのライバルとなりそうです。
Redmi 10Xのスペックと価格予想
現在わかっているRedmi 10Xのスペックは下記の通りです。
- ディスプレイ: 6.53インチ(2340x1080p) LCD
- SoC Dimensity: 820 5G
- カメラ: 48MP+8MP+2MP+2MP
- RAM/ROM: 3GB+32GB, 4GB+64GB, 6GB+128GB
- 価格予想は2万円前半
当初の価格予想は1.5万円前後でした。ただ、その時点での前提はHelio G85搭載だったため、Antutuスコアで2倍程度のパフォーマンスのDimensity 820 5G搭載にアップグレードされることにより、価格は2万円前半になるのではと予想します。
5G対応、Antutuスコア約41万点で2万円前半の販売価格であれば、まさに格安5G機といえそうです。
前述のXiaomiのルー・ウェイビン氏は格安5G機の今月登場を予告していました。テレクトリストでは5G対応Redmi Noteになるのではと予想していたのですが、どうやらこのRedmi 10Xのことを指していたようですね。
また、Huaweiが投入予定の同じく2万円台の5GモデルであるHonor X10シリーズよりも、Redmi 10Xのほうが総合力では上回っていそうです。5月26日の正式発表が予定されており、非常に楽しみです。
Source: Weibo
ミドルレンジではやっとMediaTekがQualcommに対抗できるようになったか
グローバル市場ではSAMSUNGを含めた三つ巴の戦いになりそう