実機レビュー:Huawei Honor 9X【ノッチなしの画面が長所】

Huawei Honor 9Xは2019年7月に発売されたスマートフォンで、6.59インチディスプレイにKirin 810を搭載しているのが特徴です。

投稿してくださった日々是気付様、ありがとうございました。

Huawei Honor 9Xのスペック概要

基本スペック
ディスプレイ6.59インチ, 1080 x 2340, IPSディスプレイ, 391ppi
サイズ163.1 x 77.2 x 8.8mm, 206g
システム
OSAndroid 9.0 (Pie)
SocHisilicon Kirin 810
CPUCortex-A76 & Cortex-A55 8コア, 2.27 GHz
メモリ(RAM) 4GB / 6GB / 8GB
ストレージ 64GB / 128GB,  microSD最大512GBまで
カメラ
メインカメラ 48 + 2MP, F値/1.8, デュアルカメラ
前面カメラ 16MP, F値/2.0
センサ類 指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ
機能防水 非対応, イヤホンジャック あり
バッテリーType-C 1.0, 4000mAh
https://telektlist.com/smartphone_info/honor-9x/

購入について

購入の決め手

コスパに優れたスマホが欲しかった

購入場所・購入時期・購入価格

購入場所:Aliexpress.comで購入
購入時期:2019年9月、
購入価格:233USD(約25000円)

購入モデル

中国版Honor 9X(Kirin 810搭載モデル)、メモリ6GB、ストレージ64GB、本体色はレッド

化粧箱・付属品

化粧箱はシンプル、素材は厚紙なので高級感はありません。

付属品は、イヤホンはなく、透明ケース、USB-Cケーブル、充電器(5V2A)、SIMピンと簡単な説明書・保証書です。

本体デザイン

本体背面はプラスチックで、”X”字状に模様があります。指紋は付きやすいです。カメラの出っ張りはそれほどなく、平面において使ってもぐらつきません。

本体左側面は何もなく、右側面は指紋認証センサー搭載の電源キーと音量ボタン。

上部は昇降式カメラ、SIMスロット(SIM2枚目はmicroSDとの排他式)、マイク。

下部はUSB-C端子、イヤホンジャック、スピーカーがあります。

側面はマット仕上げになっていて触り心地はとてもいいです。ただ、半年ほど使用していましたが、側面はスレなどが付きやすかったです。

ディスプレイ

ディスプレイはノッチなしの全画面なので没入感があります。発色も良好で、ノッチの気になる方にはおすすめです。

ソフトウェア・アプリ

EMUIは初めて使いましたが、安定性もあって悪くはないものの、XiaomiのMIUIとかと比べるとかゆいところに手が届かない感じがあります。

また初期はEMUI 9だったのですが、タスクキルが非常に強いように感じました。ほんの数分ほかのアプリを使用して戻ってみるとタスクキルされているような状態があって、正直ストレスでした。色々改善方法があるようで、設定で試行錯誤してみましたが効果は出ず。その後EMUI 10のベータテストに参加してアップデートしたらそれなりには改善していました。

EMUI 9と比べると一段と清楚なデザインになっています。また、Kirin 810搭載の中国大陸版のため、初期状態ではGoogle Playを使えません。Aliexpressで買った場合はGoogle Playを導入して発送してくれますが、初期化するとなくなってしまいます。

現時点で方法はあるのですが、いつ使えなくなるかわからないので、Google Playが必須の方にはあまりおすすめできないです。その他、電卓が縦画面固定でも横にしたときに横画面モードになってしまうので使いにくかったです。

動作・ゲーム性能

動作はヌルヌルでよほど重いゲームなどをしない限りは問題ないです。値段も考えるとかなりコスパの良い性能だと思います。Antutu v8では30万近いスコアが出ました。

カメラ性能・写真サンプル

風景:色は自然な感じ、細部の描写も悪くないと思います。


花(ポートレートモード):色は自然ですが、コントラスト強めの写真が好きな方は少し物足りない感じもします。ポートレートのぼけも結構自然です。


夜景:なんといっても夜景モードがよかったです。写真を取る際に数秒待たないといけませんが、ほかのミドルレンジ、ローエンドと比べると圧倒的に良いです。


カメラ性能についてではありませんが、インカメラは昇降式のため、インスタのストーリー撮影画面など、インカメラが必要な場面ではすぐに出てきてしまいます。

使用方法によっては少し煩わしく感じることがあるかもしれません。

スピーカー・音質

スピーカーは可もなく不可もなく。画面がノッチなしの全画面で動画とかを見るのに良いスマホなので、余裕があればステレオにしてほしかったです。イヤホン出力も普通だと思います。

電池持ち・充電速度の印象

電池は結構持ちます。あまり重い処理をしなければ2日くらいは持ちます。

充電は高速充電がないので2時間強くらいかかります。

まとめ

良い点

①圧倒的コスパ
②夜景モード
③ノッチなし全画面

悪い点

①Google Playが原則使えない
②重量がある
③タスクキルの激しいEMUI

全体的な感想

特にコストパフォーマンスに優れていて、ノッチなしの全画面で満足度は高いです。カメラの夜景モードも想像以上に良く、一眼代わりに使うこともありました。

ミドルレンジの性能・コスパ競争の火付け役にもなっていると思います。一方でソフトウェア面ではあまり好きになれませんでした。今後に期待したいです。

評価:  3.5/5点

価格・購入先

Honor 9Xの 4 GB/ 64 GB モデルの発売時の価格は日本円で約 22,000円でした。購入時の参考にどうぞ。

現在、通販サイトでの購入が可能です。

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