Razerが社内でリストラを実施したことが先日明らかになりました。
Razerはプロジェクトの再編により、一部の進行中プロジェクトを中止せざるを得なくなったと発表しています。Razer社を退社せざるを得なくなった社員がいる一方で、一部の社員は別の部門に異動となっています。
予想では、Razerがリストラを行ったのはモバイル部門がメインだとされています。モバイルフォン市場から完全に撤退することにはなりませんが、モバイル事業を縮小することはRazerも認めています。モバイル事業の縮小は新型Razer Phone 3の開発・発売の中止を意味している可能性があるという情報も関係者から流れています。
リストラがあったことをRazerは認めた上で、Razer Phone 2のサポートは引き続き行うことを約束しています。実際、Razer Phone 2は2月中にAndroid 9のアップデートに対応する予定となっています。
ユーザーにとってはまだ数も多くないゲーミングフォンの選択肢が減ることになってしまいます。その一方で、同じくゲーミングスマートフォンを開発するライバルであるXiaomiやASUSにとって、Razer Phone 3の開発・販売中止はシェアを増やすチャンスとなるでしょう。
そんなXiaomiやASUSに続き、vivoも新ブランドでゲーミングフォンを発売するという噂が流れています。今後のゲーミングフォンのトレンドにも注目したいところです。
Razer Phoneは初代から評判もよかったシリーズでしたが、やはりスマートフォンの開発となるとノウハウが他社に比べると少なかったのは事実でしょう。そして、スマートフォンの開発、ましてゲーミングフォンというジャンルになれば多額の研究開発費が投じられてきたはずです。
他にも新しくゲーミングノートPCを発売するなど、近年ラインナップを急激に拡大してきたRazerでしたが、全方位にわたる研究開発費が収益を圧迫したのかもしれません。
噂が本当なのであれば、数少ないゲーミングスマートフォンの一つだけに非常に残念なニュースです。
Source:phonearena
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