Qualcommが携帯ゲーム機向けの新SoC、Snapdragon Gシリーズを発表しました。スペックが異なる3つのSoCが用意されており、このうち最上位モデルのSnapdragon G3x Gen 2は今年初めに発表されたSnapdragon G3x Gen 1の後継モデルです。
スペックが異なる3つのSnapdragon Gを展開
今回発表されたSnapdragon GシリーズはG1 Gen 1、G2 Gen 1、そしてG3x Gen 2の3種類です。
Snapdragon G1 Gen 1はゲームストリーミング用のファンレス携帯ゲーム機向けに開発されています。CPUはQualcomm Kryo、GPUはAdreno A11です。スペック的にはエントリークラスで、低遅延な接続性やバッテリー持ちを重視しています。
Snapdragon G2 Gen 1はG1とG3の中間に位置するSoCです。CPUはG1と同じですが、GPUがAdreno A21にアップグレードされます。ディスプレイ解像度は最大1080p、リフレッシュレートは最大144Hzです。5G通信(Sub-6/ミリ波)をサポートし、さらにWi-Fi 6/6Eにも対応します。
Snapdragon G3x Gen 2はフラグシップ向けの最上位チップです。
CPUはQualcomm Kryo、GPUはAdreno A32です。先代のSnapdragon G3x Gen 1からCPU性能は30%以上、GPU性能は2倍以上にアップしています。ディスプレイ解像度は最大1080p、リフレッシュレートは最大144Hzです。
レイトレーシングやゲーム超解像、低遅延Bluetoothなどの機能に対応します。通信面ではG2と同じく5Gをサポートするほか、Wi-Fi 7も利用可能です。
Qualcommの発表に合わせて、ポータブルゲーム機を手掛けるAYANEOがSnapdragon G3x Gen 2を搭載する「AYANEO Pocket S」を年内に発売すると発表しています。
今年の終わりから来年にかけて、Snapdragon Gシリーズを搭載するポータブルゲーム機が多数登場するかもしれませんね。
Source: Qualcomm, AYANEO, Via: Android Central
UMPCでよい
しょーもない