POCOは先日、新型であるPOCO M3 Proをグローバル向けに発表しました。先代のPOCO M3は高いコストパフォーマンスで発売から売上台数3200万台を突破する人気機種でした。
新型のPOCO M3 Proは高コストパフォーマンスはそのまま、いわばPOCO M3の弱点を潰したモデルです。
初のMediaTek製SoC搭載
SoCにMediaTek Dimensity 700を搭載します。POCOブランドでMediatek製SoCを搭載するのは初で、これにより無印M3では対応していなかった5Gにも対応します。
公式によるとAntutuVer.9スコアは32.9万点。いくらか盛られている可能性はありますが、3年前のハイエンドスマートフォンと同等レベルです。SNSや簡単なゲームであれば快適に利用できるでしょう。また7nmプロセスのため省電力性能も期待できます。
ディスプレイもアップグレード
また、発表会で力を入れられていたのがディスプレイについてです。POCO M3からのアップグレードが顕著に現れているポイントです。
まず、水滴ノッチがパンチホールに変更、これにより画面占有率は91パーセントまで向上しました。また、新たに可変フラッシュレートに対応、30〜90Hzにかけてコンテンツに応じて段階的に切り替わるようになっています。なお、解像度はFHD+(2400x1080)です。
公式には明かされていないものの、コントラスト比が1500:1のためOLEDではなく液晶ディスプレイを搭載していると見られます。
その他の変化は少なめ
また、新たにM3無印から新たにNFCが追加されています。また、5G+5GのDSDSにも対応します。
ただし、その他のスペックは前モデルとあまり変化がありません。変わらず48mpメイン+2mp深度測定用+マクロのトリプルカメラを搭載し、最大18Wの急速充電に対応しています。なおバッテリー容量は6000mAhから5000mAhに減少、生体認証として側面指紋認証と顔認証を利用できます。
なお、定価は4GB+64GBモデルが179ユーロ(約2万4千円)、6GB+128GBモデルが199ユーロ(約2万6千円)からです。現在「早割」としてどちらも20ユーロ(2600円)ずつの値下げが行われています。グローバル向けの低価格帯5G対応スマートフォンの中では、トップクラスのコスパ機となります。
S21のカメラバンプをそのまま引き伸ばしたみたいなデザインだな