複数の海外の大手テック系メディアが、Googleの次期スマートフォンのPixel 4が16MPの望遠レンズを搭載するかもしれないということを報じています。
Pixel 4に関しては今までにも様々なリーク情報が出ています。
背面カメラに関してはデュアルカメラであるという情報が有力です。信憑性は薄いですが、デュアルカメラにToFセンサーが別途付いているという噂もあります。今回は、そのデュアルカメラが標準レンズ+望遠レンズであるということを裏付ける証拠が出ました。
XDA Developersは、Googleのカメラアプリの最新バージョンであるVer. 6.3で、“SABRE_UNZOOMED_TELEPHOTO”という文字列を発見しました。これは、Ver. 6.2にはなかった文字列です。(※SABREはPixel 4の開発用コードネームです。)
これは、Pixel 4のデュアルカメラは標準レンズと望遠レンズの組み合わせであることを示しています。
また、Telephoto(望遠レンズ)の方のソースコードには、"but should have dimensions 4656×3496, 4656×3492 or 2328×1748."というコードもあります。この数値はイメージセンサーの画素数を示していると考えられるため、望遠カメラは最大16MPの画素数になることが推測されます。
なお、フロントカメラ側の方には“front IR”、“front regular”、“front wide”、“rear regular” の文字列があり、これからフロントカメラはIR(赤外線センサー)に加えて、標準カメラとワイドカメラが搭載される証拠です。Pixel 4はひょっとしたらXLじゃないモデルもフロントカメラがデュアルカメラになるかもしれませんね。
Pixel 3はデュアルカメラにしてハードウェア的に高性能化を図るのではなく、ソースコードを最適化してソフトウェア的に高性能化しており、いかにもソフトウェア屋さんのGoogleらしい製品になりました。その結果、カメラを評価する団体であるDxO Benchmarkでは101点とかなりの高評価を得ています。
一方で、Google以外のスマートフォンメーカーは、Nokia 9 Pureview、Huawei P30 Pro、Samsung Galaxy Foldといった機種を見れば分かる通り、カメラの多眼化を推し進めています。特に、クアッドカメラのHuawei P30 ProはDxO Benchmarkで最高評価の116点を獲得しています。
GoogleはPixel 4でようやく重い腰を上げ、カメラの数では他のメーカーのフラッグシップ機には劣るものの、メインカメラのデュアルカメラ化を行います。ハードウェアが機能向上した上に、Googleの最高のソフトウェアが組み合わさるPixel 4。どのような素晴らしいカメラに仕上がるのか楽しみですね。
Source : XDA Developers, 9to5Google
デュアルカメラよりそろそろデュアルシム頼むわ