11月17日に開催されたOPPOの新テクノロジー発表イベントOPPO INNO DAY 2020で、新ARスマートグラス「Oppo AR Glass 2021」が発表されました。
ディスプレイは0.71インチのAMOLEDを搭載。装着時は「3mに90インチのディスプレイ」が見える状態になるようです。OPPOは2019年にもARグラスのプロトタイプを発表しており、Oppo AR Glass 2021はこれの大幅進化版に当たります。が、今回もコンセプトモデルとなり、発売時期や価格は発表されませんでした。
前モデル比75%軽量化でフィット感が向上
ヘッドマウント型だった前モデルに比べ、デザインは大幅に変更されました。それにともない、Oppo AR Glass 2021は前モデルから75%も軽量化されたとのこと。さらに人間工学に基づいたデザインで多くのユーザの鼻や耳にフィットするようになっています。
Oppo AR Glass 2020(前モデル) Source:sparrowsnews
Oppo AR Glass 2021は独立して動くARデバイスではなく、センサーとディスプレイを搭載した、いわばスマホの周辺機器のようなものです。OPPOの対応しているスマホにType-Cケーブルで接続することで使用できます。
センサーにはカメラやToF等を搭載。多数のセンサーにより、1/1000秒単位で手の動きを検出するハンドトラッキング機能を実現しています。
There are 21 points mapped on each hand for smooth control and interaction with virtual interfaces. #OPPOARGlass2021 #OPPOINNODAY20 pic.twitter.com/F2CYTz6JFC
— OPPO (@oppo) November 17, 2020
AR技術開発を促進するOPPO
OPPOはさらに今回の発表で、自社製のARアプリ「Oppo CybeReal」も発表しています。こちらはマップ機能がメインで、Huawei AR Mapに似た機能を備えているようです。
AR技術は注目度こそ高いものの、いまだ身近なものとは言えません。ただ、大手スマホメーカーやGAFAなどからの注目度は高く、新しい高機能デバイスも登場しつつあります。OPPOのAR技術も実用レベルまで仕上げられれば、ブランドにとって大きな武器となるでしょう。
AR以外では、巻き取りディスプレイ「Oppo X 2021」も発表されています。こちらもイノベーションを感じさせるデバイスです。
AR、巻き取りスマホと、今回の発表はOPPOの今後が大きく期待できる内容でした。これらをどこまで一般向けに実用化させてくるのか、2021年が楽しみです。
Source:OPPO
コンセプトかよ
実製品出して欲しかったな