中国のウェブメディアであるDoNewsは20日、OPPOとそのグループ企業であるOnePlusのR&D(研究開発)部門が昨年12月に統合されたと報じました。
グループ親会社の一部門に
OPPOの内部関係者はDoNewsに対し、もはやそれぞれの製品開発が別々に行われることはなくなり、OPPO・OnePlusの持株会社である欧加ホールディングスの一部として機能するようになったことを明らかにしています。DoNewsは、それぞれの関係について「XiaomiとRedmiの研究開発部門のようだ」と引用しています。
ただし、製品開発のレベルにおいて統合されたR&D部門も、ソフトウェアレベルにおいては統合されていないといい、OPPOのColorOS、OnePlusのOxygenOSなどについては今まで通り個別の進化が続いていくと考えられます。
OPPOやOnePlusの使用する技術は、今までも多くの共通点や互換点が指摘されてきました。OPPOの使用する急速充電技術のVOOCと、OnePlusのWarp Chargeには互換性がみられ、標準の充電器などは基本的に交換が可能です(推奨はされていないことに留意)。
「OPPO日本研究所」の活躍にも注目
OPPOは現在、横浜市の「OPPO日本研究所」などを含む世界各地に研究拠点を有しており、それらの場においてOnePlusの製品研究も行われるようになることが予想されます。多くのカメラメーカーが本社を置く日本の拠点では、優れた技術者を集めOPPOの「カメラフォン」としてのブランドに一役買っているといわれ、二社それぞれの持つ貴重な能力が多くの製品で活用されることを望みます。
なお、「OPPO日本研究所」からたった1kmの場所には、ソニーのカメラ部門本社が3月に移転することが決まっており、それもまた大変興味深いです。
OS部門だったら騒ぎになってたわ