OPPOブランドを手掛けるオウガジャパンは、eSIMに対応した廉価モデルのOPPO Aシリーズの最新作、OPPO A73を正式発表しました。このOPPO A73は11月4日に楽天モバイルが一足早く取扱いを発表していました。
eSIM+物理SIMのDSDV
OPPO A73の最大の特徴はeSIMに対応していることです。物理スロットはnanoSIM+microSDに対応していますが、それに加えてeSIMが利用できます。
eSIM対応モデルといえばRakuten MiniやRakuten BIGが思い浮かびますが、物理SIMスロットを排除せずにeSIMにも対応した有名モデルはiPhoneやPixelしかありませんでした。OPPOはここに新たに参入した形となります。
対応バンドは以下の通りです。
- FDD-LTE:Band 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 18 / 19 / 26 / 28
- TD-LTE:Band 38 / 41
- WCDMA:Band 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
- GMS:850 / 900 / 1800 / 1900MHz
物理SIM+楽天モバイルeSIMという運用が捗りそうです。
レザー調の背面
また、3万円台という低価格ながらOPPO Find X2 Proのような高級感のある金属フレームにレザー調の背面デザインを採用しています。なお、素材自体はプラスチックを使用しているものの、防水には非対応です。
カラーはダイナミックオレンジとネービーブルーの2色展開。丸みを帯びた162gの本体で持ちやすさもアピールポイントの一つとなっています。
スペックはローエンド~ミドルレンジ
肝心のスペックは以下の通り。
- SoC : Qualcomm Snapdragon 662
- RAM / ROM : 4GB / 64GB
- ディスプレイ : 6.44インチ有機EL(2400*1080px, 水滴ノッチ, 画面占有率90.7%)
- カメラ : クアッドカメラ(16MPメイン+8MP超広角+2MPモノクロ+2MPポートレート)
- バッテリー : 4000mAh, 18W急速充電
- 生体認証 : ディスプレイ内指紋認証
- 防水防塵 : 非対応
- FeliCa : 非対応
- 3.5mmイヤホンジャック : 対応
なお、OPPO Reno3 AやOPPO A5 2020はSnapdragon 665を搭載しています。Snapdragon 662はこれらとほとんど同じ性能となっています。
また、OPPO A73は本体に加えてACアダプターやイヤフォン、USBケーブル、クリアケースと保護シートなどが同梱しています。
似たような製品が多い3万円台のスマートフォンですが、OPPOはeSIMと美しいデザインで差別化した機種を出しました。スペックこそ低めであるものの、有機ELディスプレイやクアッドカメラなど、ライトユーザーのニーズに合わせた機種となっています。
懸念点は防水とFeliCaに非対応であることでしょうか。ライトユーザーにはいいものの、サブ機としては人を選び機種だろうと思います。
OPPO A73は11/20に大手家電量販店や楽天モバイル、MVNO各社から発売、価格は税込み30,800円となります。
Source : OPPO
これならsense4買ったほうがいい気がする