OnePlusは、今年10月頃に発表するであろう新型スマホ(≒OnePlus 8T)にて、現状世界最速級の65W高速充電に対応する可能性があります。XDA Developersによる最新ソフトウェアのソース解析によって明らかになりました。
先月には、OnePlus製の65W充電器の情報がドイツの民間認証機関テュフ・ラインランドに登録され、OnePlus 8Tでの65W充電対応が囁かれていました。
ついにOnePlusにも65W高速充電(ただしタイポあり)
最新のOxygen OS(OnePlus製カスタムUI)ビルドのEngineering Modeアプリに含まれるマークアップテキストに、以下のような記述が見つかりました。
<string name="swrap_charger_test">Super Wrap Charger</string>
<string name="fastcharger_swrap">65W Fast Charge</string>
はじめにSuper Wrap Chargerとありますが、これはOnePlus独自の高速充電規格「Warp Charge」のタイプミスであると考えられます。swrapはSuper Wrapの略でしょう。Warp Charge自体は、これまでも30W Warp ChargeがOnePlus 8 Proなどで採用されてきています。
続く二行目の「65W Fast Charge」より、新しいWarp Chargeにおいて65Wの高速充電が利用可能になることが推測されます。
OPPOの技術協力があってこそ?
ご存知のように、この65Wこそが現在世界の全スマホが対応している充電速度の中で最も高い電力であり、OPPO Reno AceのSuper VOOC 2.0規格や、Realme X50 ProのSuper Dart Charge規格などで採用されている技術です。
OPPO、Realme、そしてOnePlusは今でもお互いの技術を融通し合ったり、本社機能を実質的に隣同士に置いたりと非常に近い関係にあるグループです。特にRealmeはつい最近までOPPOの一部ブランドに過ぎなかったことから、この特殊な関係に覚えのある人も多いでしょう。(同じBBKグループのvivoは、最近この3社からは離れつつある模様)
充電規格に関して言えば、OPPOのVOOCとRealmeのDart Charge、OnePlusのWarp Chargeは名称など一部に違いがあるにせよ基本的に中身は同じと言われています。
ある意味衝撃的なニュース
OnePlusは比較的高級志向・安定志向のブランドで、65Wという奇抜な高速充電はおろか最近まで無線充電にすら対応してこなかったことで有名です。OnePlus 8 Proでも中華スマホのフラッグシップらしからぬ30W止まりであったことから、次期スマホで65W充電というニュースはある意味衝撃的です。
なお、OPPOやXiaomiはさらに上を目指しているご様子。充電速度の進化が止まらないですね。
Source:XDA Developers
Vivoはそもそも近くねえよ
ここの記事でbbkってまとめるべきじゃないとか言ってたのにw