Snapdragon 7xxシリーズとしては初の5nmプロセス製造となり、日本発売もされているMi 11 Lite 5Gで初搭載となったSnapdragon 780G。著名リーカーによると、同SoC搭載新機種の発表はしばらくなく、代わりにSnapdragon 778Gが主流となる模様です。
Mi 11 Lite 5Gが最初で最後の搭載機に?
著名リーカーDigital Chat Station氏はWeibo上にて、Snapdragon 778G搭載機が今後続々と登場となる一方で、Snapdragon 780G搭載機の発表予定は今後しばらくない、と投稿。
その投稿に対し、Redmiのプロダクトディレクターであるトーマス氏は、Snapdragon 780Gの製造キャパシティが不十分であり、絶版となっているとコメントしており、Mi 11 Lite 5Gが最初で最後の同SoC搭載機となるのかもしれません。
海外メディアAndroid Authorityは、この件に関しQualcommにコメントを求めたそうですが、回答は得られず。しかし、Apple A14やSnapdragon 888なども5nmプロセス製造であり、同プロセス製造ラインの需要が非常に高いこと、そして現在世界的にチップ不足となっていることが理由であろうとしています。
RealmeやサムスンなどからSnapdragon 778G搭載機が登場予定
Digital Chat Station氏が述べている通り、今後発表されるSnapdragon 778G搭載機種においては、Realme GT Master Edition、Galaxy M52 5G、Motorola Edge 20などが噂されています。
Snapdragon 780Gと778Gの主な違いとしては、前者がサムスン5nm、後者がTSMCの6nmプロセス製造となっており、Antutuスコアにおいてはそれぞれ約53、52万点となり、後者がGPUにおいて少し劣っているようです。
一方で、RAM規格においては780GがLPDDR4X対応、778GはLPDDR5対応となっています。
現状Snapdragon 778G搭載機はHonor 50および50 Proのみですが、上記の通り、今後更にラインナップが充実していくことでしょう。今後の発表に注目ですね。
Source:Weibo(1), (2) Via:Android Authority
888の歩留まりが改善しているという意味なのでは。888の選別落ちだろうし。