2月24日に発表されたXperia 1Ⅱ、Xperia 10Ⅱおよび海外で発売されるXperia L4に関する価格とスペックが明らかになりました。SONYのドイツ語公式サイトによると、新型Xperiaはいずれも2020年の第2四半期(6~9月)に発売される模様で、価格は下記のとおりです。
- Xperia 1Ⅱ:1,199ユーロ(約14.5万円)
- Xperia 10Ⅱ:369ユーロ(約4.5万円)
- Xperia L4:199ユーロ(約2.4万円)
なお日本語版SONY公式サイトを2月25日現在確認しましたが、Xperia 1ⅡやXperia 10Ⅱに関する情報は確認できませんでした。日本だけ発売は後回し、なんてことが無いよう祈りましょう。
なお今回紹介するスペックはドイツ語版SONY公式サイトに掲載されているものです。日本モデルは仕様が変更されるリスクも考えられるので、あらかじめご了承ください。
Xperia 1Ⅱのスペック
ドイツ語版SONY公式サイトではXperia 1Ⅱのスペックが記載されていました。
要点をまとめると、Xperia 1Ⅱのスペックは下記のとおりです。
- SoC:Snapdragon 865 5G(X55 5Gモデム搭載)
- OLEDディスプレイ(21:9のアスペクト比)
- ディスプレイサイズ:6.5インチ(4K HDR対応)
- メモリ:8GB
- ストレージ:256GB(MicroSDカード対応)
- 12MP広角カメラ・12MP超広角カメラ・12MP望遠カメラ・3D iToF深度センサー搭載
- オールラウンドサウンドを実現する「360Reality Audio」搭載
- バッテリー容量:4,000mAh(ワイヤレス充電対応)
- 指紋認証センサー搭載(本体側面の電源ボタンに統合)
- 新しいPhoto Proアプリ
- 本体カラー:ブラック・パープル
- IP68対応
- 3.5mmイヤホンジャック対応
- PS4の「DUALSHOCK4ワイヤレスコントローラー」に対応
3機種の中で一番カメラ性能に力が入っています。
3D iToF深度センサーによって被写体の距離や動き、構造を把握して「暗い場所でも印象的な写真を撮影することができる」そうです。また60fpsで「リアルタイムトラッキング」と「リアルタイムオートフォーカス(Eye AF)」に対応しているのもポイント。被写体の動きが激しい動画でも、高品質な動画が撮影できそうです。
新しいPhoto Proアプリは、SONYが発売しているαシリーズのカメラと同様のインターフェースを採用。シャッタースピードやISO値の個別調整、RAW形式での保存に対応など”カメラマン向け”仕様となっています。
Xperia 10Ⅱのスペック
Xperia 10Ⅱのスペックは以下のとおりです。
- SoC:Snapdragon 665
- 12MP広角カメラ・8MP超広角カメラ・8MP望遠カメラ搭載
- フルHD対応の6インチディスプレイ(フルHD+OLED)
- アスペクト比は21:9
- メモリ:4GB
- ストレージ:128GB(MicroSDカード対応)
- 本体重量:151g
- バッテリー容量:3,600mAh
- 指紋認証センサー搭載(本体側面の電源ボタンに統合)
- IP68対応
- 本体カラー:ブラック・ホワイト(おそらくブルー・ミントもあり)
Xperia 10から進化したのは「カメラ」と「ディスプレイ」。
以前のモデルはデュアルカメラでしたが、今回はトリプルカメラに対応しました。またディスプレイがOLEDであるのもポイントです。
1Ⅱと比べるとカメラやメモリのスペックでコストダウンが図られています。5Gにも非対応です。とはいえ4~5万円程度の廉価モデルで上記のスペックを備えているのは、かなり魅力的なモデルではないでしょうか。
Snapdragon 665のAntutuスコアは約17.5万点。これはPixel 3aに搭載されているSnapdragon 670とほぼ同等で、中々快適な動作が見込めそうです。
Xperia L4のスペック
Xperia L4のスペックは下記のとおりです。
- 6.2インチの液晶(LCD)ディスプレイ(HD+解像度)
- アスペクト比は21:9
- トリプルカメラカメラ:13MP+5MP+2MP(超広角レンズ搭載)
- メモリ:3GB
- ストレージ:64GB(MicroSDカード対応)
- SoC:MediaTek 6762
- バッテリー容量:3,580mAh
- 指紋認証センサー搭載(本体側面の電源ボタンに統合)
- 3.5mmイヤホンジャックに対応
- 本体カラー:ブラック・ブルー
日本では発売されないであろうXperia L4。海外向けのローエンドスマホといったところでしょうか。トリプルカメラ搭載に加えてアスペクト比21:9と頑張っていますが、やはりスペックは上記2機種と比較すると大幅にダウンしています。
とはいえ約2万円台でソニー製スマホを購入できると考えれば悪くはないのかもしれません。
Source:SONY公式サイト(ドイツ語)
vat税19%込みで14.5万円
日本版はrom128gbにダウングレードされることを加味して
税込み12万は覚悟しなきゃあかんな