ゲーム市場に地殻変動が起きています。
Microsoftは6月9日、アメリカのロサンゼルスで開催されているE3にて、次世代Xboxに関する初めての公式発表を行いました。それによると、Microsoftは2020年に新しいXbox「Project Scarlet」コンソールを販売する予定です。
次世代Xboxは8K対応にリフレッシュレート120fps対応か
理論値ではありますが、次世代Xboxは8Kに対応し、リフレッシュレートは120fpsまで対応できる見込みです。CPUはAMDのZen 2およびRadeon DNAを使用したカスタム設計です。これは、Xbox One X(現行機)の4倍強力なCPUです。メモリ(RAM)はGDDR6を使用し、8Kや120fpsのリフレッシュレートに対応します。
個人的な注目ポイントとしては、次世代Xboxに搭載される予定の新世代SSDです。これは仮想メモリ(RAM)としても機能するとのこと。
「私たちは新世代のSSDを使用しています。SSDを仮想メモリ(RAM)として使用し、これによって現行世代(Xbox One X)の40倍のパフォーマンス向上が見込まれます。ゲームのロードもはるかに速くなります。」とMicrosoftはコメントしています。
PS5にSTADIA、任天堂スマホなど激動のゲーム市場
SONYは以前のニュースにて、PS5が3Dオーディオ、SSDストレージ、PS4タイトルとの下位互換を約束しています。またAMDの第三世代Ryzenを使用した8コアCPUやレイトレーシングに対応したGPUも搭載される予定です。
これらの部品によって、PS5は最大8Kに対応したグラフィックと120Hzのリフレッシュレートをサポートし、PS5のグラフィック性能は4Kレベルを完全に超えているとのことです。
新たなプラットフォーマーの参入も相次いでいます。Googleはストリーミングゲームサービス「STADIA」を今年11月からサービス開始予定です(なぜか日本が入っていませんが...)。さらにはAppleも定額制ストリーミングゲーム市場への参入を計画しています。
また、任天堂も「家庭用ゲーム機事業を事業の中心として続けるとは限らない」と発言するなどコンシューマーゲーム機にこだわらない姿勢を示しています。噂では任天堂スマホが登場するのではないかともささやかれています。
今後ゲーム市場はストリーミングが主流になっていくのか、はたまたハイスペックなゲーム機やパソコンが必要になるスタイルが次の世代でも続くのでしょうか。
Source:The Verge
ごき
Radeon DNA = RDNA ≠ Radeon RDNA