携帯電話に関する消費者動向を調査をおこなうMMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)によると、大手3大キャリア・格安スマホ(MVNO)ともに通信費が2016年比で増加していることが判明しました。
この調査は15-69歳の男女402人を対象にインターネットで集計されたデータをもとに行われました。
通信費はキャリア・格安スマホともに増加
その結果、一人あたり通信会社に払っている通信費が2016年より大手3大キャリアで590円、格安スマホで822円も増加したことがわかりました。
政府(総務省)が携帯キャリアに口出しするようになったのは2015年のSIMロック解除義務化よりです。2016年からはケータイ料金値下げのためにいろいろな介入をしてきましたが、通信費は下がるどころかむしろ増加しているという結果になりました。
大容量プランで高単価に
内訳はこの通り。3大キャリアでは6000-10000円の層が減少している一方で、6000円未満が増加、そして14000円以上が増加しました。30GB、50GB等の大容量プランの普及で通信費が大きく上がり、通信費の平均も増加したものだと思われます。
格安スマホは中価格帯プランが充実
格安スマホは2000円未満が年々減少、2000円ー6000円が大きく増加を見せています。これは、2016年段階で月額1000円を謳う通信のみのプランが流行った一方で、現在はよりサービスが充実した中価格帯のプランが充実したことが原因として考えられます。
総務省はケータイ料金4割値下げを掲げ、様々な政策を打ち出しています。また、今年から楽天が新たにMNOに加わり、通信業界にも変化が訪れ始めています。今後のスマホ代の動向に注目ですね。
Source : MMD研究所
総務省がどう言ったって5G投資のために現金が必要な以上料金上がっちゃうでしょ