2019年、ベスト機種を発表した後なのに…。
Huawei Mate 30 Proの5G対応モデル、Mate 30 Pro 5GがDxO MARK最高点である123点をマークしました。Mate 30 ProとMi CC9 Pro Premium Editionが121点で2位タイとなっています。
DxO MARKはすでに2019年のベストカメラ機種を発表しており、年内に最高点が塗り替えられることになるとは思いもしませんでした。Mate 30 Pro 5GのカメラスペックはMate 30 Proと変わらないため、ソフトウェア上での補正やチューニングによってよりカメラの性能が引き出されたのでしょう。
カメラスペックのおさらい
- メイン:40MP 1/1.7インチセンサー 27mm相当f / 1.6開口レンズ
- 広角レンズ:40MP 1/1.54″センサー 18mm相当f / 1.8開口レンズ
- 望遠レンズ:8MP 1/4インチセンサー 80mm相当f / 2.4開口レンズ
- ToF 3D深度検知カメラ
クアッドカメラの構成は上記の通りです。メインカメラの解像度は、40MPとそれほど高いものではありませんよね。Mi CC9 Pro Premium Editionの108MPと比べると単純に半分以下であることがわかります。
さっそく、Mate 30 Pro 5Gで撮影された画像を見ていきましょう。
Mate 30 Pro 5G フォトサンプル
大きな河にかかる橋を写した1枚がこちら。明るくなっている箇所に対してのターゲット露出が的確にされており、全体のバランスがよく取れています。広角に対しての評価はMate 30 Proと比較して僅かながらポイントダウンしていますが、ほぼわからないと言っていいでしょう。
ポートレートは二人の男性を写したもの。肌の色と服の色のコントラストが、やりすぎない程度にしっかり出ています。手前の男性はモカ色の服を着ていますが、肌の色は不自然になっていません。奥の廊下にかけてのボケ具合も自然なものになっています。
ナイトモードで建造物と、奥に見える観覧車を撮影したものです。重厚な質感、ライティングの色味が表現されていますね。他の機種では不自然に青くなってしまう部分があったのですが、Mate 30 Pro 5Gにおいては全体がうまく調節されています。
ボケ、ズーム、夜景で加点
Mate 30 Pro 5GはMate 30 Proと比較して、ボケ、ズーム、夜景がさらに評価されたことで加点し、DxO MARKにおける最高点を記録しました。
以前、Mate 30 Proのスコア解説記事で評価されたポイントがより強化されている、ということですね。5Gモデルのチューニングが見直されたことでポイントがアップしたのは、Galaxy Note 10+ 5Gでも見られました。
この123点というハイスコアはすぐには破られそうもありませんが、2020年は一体どんなチャレンジャーが現れるのでしょうか。サムスンやソニーの新型センサー搭載機に、期待と注目が集まります。
Source: DxO MARK
上回るわ♥