レノボ・グループは2019年2月27日、2018年12月31日締め第3四半期の業績を発表しました。
グループの売上高は前年同期比8.5%増(為替の影響を除けば前年同期比12.8%増)の140億米ドルとなり、6四半期連続で前年同期比増収を達成。2014年にモトローラを買収して以来、過去4年間で最高水準のグループ売上高を記録したことになります。
また、税引き前利益も3億5000万米ドル(前年比133%増、2億米ドル超)と過去最高を記録。第3四半期の純利益は2億3300万米ドルとなり、前年同期の2億8900万米ドルの純損失から大きく改善しています。
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モトローラ買収以降は苦戦が続いていた注目のモバイル事業ですが、品質を維持しつつコスト削減を進めた結果、2014年以降はじめての黒字を記録しています。
モトローラブランドの本拠地といえば北米ですが、レノボは北米市場でこれまでにない水準の四半期業績を上げ、出荷数量は市場を40ポイント上回る大きな伸びをみせています。レノボの特定地域に的を絞った戦略が奏功し、同社は中南米地域でも第2位の地位を維持しています。
日本ではモトローラブランドからMotorola Moto G7シリーズの発売が待たれるレノボですが、過去には世界初のTangoテクノロジー対応スマートフォンとなったPHAB2 Proを発売しています。
最近では世界初となるSnapdragon 855搭載、スライド格納式のフロントカメラでノッチレスを実現したハイエンド端末Lenovo Z5 Pro GTなど、意欲的なスマートフォンを発売してきたことでも知られています。
ファーウェイやZTEが北米市場から締め出される中、北米を中心に今後どれだけ存在感を示せるか、期待がかかります。
Source:gizmochina
スパイ行為認めたLenovoさん……