昨年末にiPhone 12の購入により約三年ぶりにAndroidからiPhoneへの乗り換えを果たした筆者。Appleストアで実機を手に入れた筆者は直ぐに近くのカフェで開封をしたものの、充電がされていないという事態に直面。高い理想を抱いて購入したiPhoneですが、現実とのギャップは実際に長期間使用してみないと分からないものなのでした。
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AndroidマニアがついにiPhone 12を購入
前述の通り筆者はiPhone 12の128GBモデルを昨年末に購入しています。これまで何十台ものAndroidスマホを所有してきた身ですが、iPhoneもこれまでに使ってきた経験があります。しかし、最後に所有したモデルはiPhone 5Sであり、手放してから実に約三年ほどが経っています。
これまでずっとAndroidスマホにこだわってきたものの、プライベートで出会う人の多くがiPhoneを使っていたことや、思い出を綺麗な写真で残したいという気持ちが強くあったことでiPhone 12の購入に至りました。
理想通りだった点① カバーを選ぶのが楽しくなる
この理想と現実ではギャップはありませんでした。通販や家電量販店にしても、iPhoneのカバーやアクセサリは多く存在していました。
AndroidスマホではSpigenなどのカバーしか選択肢がなかったのに対し、iPhoneでは非常に多くのカバーから選べるようになったのは嬉しい点でした。Androidスマホのカバーは英語テキストがデザインされていたりと、筆者の好みにあうものが非常に少なかったのです。
理想通りだった点② Face IDで最先端技術を体験できる
Appleの最新iPhoneの多くに採用されているFace IDという顔認証機能。筆者の購入したiPhone 12にも当然搭載されており、きちんと髭を剃ってから顔の登録をしたのでした。
寝る前の暗い寝室でもきちんと認証ができるほど精度が優れており、非常に便利だと感じています。iPhone 12以降の最新デバイスであればアップデートをした上でマスクをした状態での顔認証も可能となっています。
マスクでの認証が可能になったことで、指紋センサーが必ずしも必要でないことを身をもって理解することができました。
理想とは違った点① Androidにはない優れたアプリがある
多くのアプリデベロッパーがAndroidではなくiOSを重要視しているには間違いないでしょう。AppストアにはGoogle Playストアにないような優れたアプリが多くあると筆者は想像をしていました。
実際にiPhoneを使ってみると、上記二つのストアでアプリの種類の幅や質に大きな差はありませんでした。せっかくのiPhoneでありながらインストールしたアプリはAndroidとほとんど変わっていないのです。銀行系アプリやSNSなどはiOSとAndroidの両方に対応しており、どちらで利用しても機能面に違いはありません。
アプリのためにiPhoneを選ぶというのは理由として弱く、無理にAndroidから乗り換える必要性はないと感じました。
理想とは違った点② オシャレになれる
iPhoneを手にするまで抱いていた、「iPhoneを持ち歩けばオシャレになれるだろう」という理想。iPhoneはアジア圏のみならず世界的に認められるオシャレアイテムでありますが、筆者自身がオシャレでない為にこの理想は打ち砕かれました。別の箇所を見直す必要があると気づきました。
本当にオシャレな人はiPhoneのProモデルを使っているという傾向に気づいたのは新しい発見だと言えます。
理想とは違った点③ 抜群のカメラ性能がiPhoneにはある
抜群のカメラ性能はiPhoneだけでなくAndroidのハイエンドモデルにも存在します。iPhone 12のカメラを数か月使い込みましたが、vivoやOPPOのスマートフォンの方が優れたカメラを持っていると感じました。
iPhone 12でもiPhone 12 Proでも「盛れる」写真は撮れると感じません。ただし、自撮りアプリ等を使うことでvivoやOPPOのスマートフォンのような美肌加工なども利用できるようになります。
理想とは違った点④ 写真の管理が難しい
iPhoneを使ってみると、その写真の管理の難しさに驚きました。クラウドを使わない管理方法になるとmicro-SDも使えなく、iTunesなどのソフトを使う必要が出てきます。内蔵ストレージの階層も理解が難しい上、撮影した写真はApple独自規格であるHEICというもので生成されてしまいます。
ここまで写真の管理が難しいと後からAndroidスマホに戻る際も非常に大変になりそうです。
理想とは違った点⑤ LightningもUSB Type-Cも等しく使いやすい
USB Type-Cというユニバーサル規格を断固としてiPhoneに採用しないApple。よってiPhone 12に付属されていたのはLightningケーブルですが、これは非常に使いやすいと感じます。
端子は両面対応であり、丁寧に扱えば長く使うこともできます。USB Type-Cの推進にこだわる必要はないと筆者は感じました。
結論 ちょっと期待外れだったけど満足
iPhone 12 128GBの購入価格は約9万円でした。安いミッドレンジモデルを数か月に一度買い替えるスタイルを取っていた筆者ですが、ここまでの高額なスマホは初めてです。手から滑らせて壊したり、盗まれてしまったらどうしようと考える日々が続いています。
周りの人間からも「ついにiPhoneにしたのか」という反応が多く驚いてもいます。結局iPhone 12の一台持ちにはできず、Androidスマホも持ち歩くことになりそうです。
対立煽り記事はやめてほしい