本日3月26日午後10時(日本時間)より、待望のHuawei P40シリーズ(P40/P40 Pro/P40 Pro+) 発表会が開催されます。telektlistでは、私Koheiが生放送でリアルタイムに視聴しつつ、解説・補足を交えて発表会の様子をまとめていきます。
【リアルタイム更新は終了しました】
目次
- 1 Pシリーズの振り返りから
- 2 Huawei P40/P40 Pro/P40 Pro+発表
- 2.1 クアッドカーブディスプレイ搭載
- 2.2 カラーは最大5色
- 2.3 カメラ構成
- 2.4 P40 Pro+は100倍ズームに対応
- 2.5 よりプロフェッショナルな照明が欲しい人へ
- 2.6 NEXT-IMAGE Awards 2020
- 2.7 Kirin 990 5G搭載
- 2.8 40Wワイヤレス充電に対応
- 2.9 EMUI10.1搭載
- 2.10 価格
- 2.11 Huawei製AIアシスタント「Celia」発表
- 2.12 コントロールパネルで他デバイスへのアクセスが便利に
- 2.13 MeeTime
- 2.14 Huawei Share
- 2.15 クロスデバイスフォトギャラリー
- 2.16 HMSは月間4億アクティブユーザーを突破
- 2.17 個性的なデザインのケースいろいろ
- 3 Huawei Sound X発表
- 4 Huawei Watch GT2に新色登場
- 5 Huawei Watch GT2e登場
- 6 Huawei Eyewear 2020年版発表
- 7 まとめ
Pシリーズの振り返りから
毎度おなじみ同社CEOのリチャード・ユー氏によるプレゼン。まずはPシリーズの振り返りからスタートです。初デュアルカメラ採用のP9、トリプルカメラ採用のP20 Proなどがありました。
Huawei P40/P40 Pro/P40 Pro+発表
早速P40シリーズの発表。今回はP40、P40 Pro、P40 Pro+の計三機種の発表です。
クアッドカーブディスプレイ搭載
P40 ProおよびP40 Pro+のディスプレイスペックはこちら。90Hzリフレッシュレートや、なんと画面の左右だけでなく上下もカーブしたクアッドカーブオーバーフローディスプレイを搭載。
またP40 Pro+では背面がセラミックとなっており、カメラモジュールとなだらかに繋がっています。
ディスプレイは大きいにも関わらずより細いため競合機種と比べても持ちやすいことをアピール。
左右、上、下のベゼルはP40が3nm、3.48nm、4.47nm、P40 ProおよびP40 Pro+が1.71nm、2.65nm、3.35nmと、iPhone 11 Pro Maxの4.5nm、4.5nm、4.5nmと比べてとてもスリムなことがわかります。
バッテリーおよび重量はP40が3800mAhで175g、P40 ProおよびP40 Pro+は4200mAhで200g、226gとなっています。そして画面内指紋認証搭載で前世代と比べ30%速度が上昇。
またP40 ProおよびP40 Pro+はIP68に対応。(P40はIP53)
カラーは最大5色
P40およびP40 Proのカラーはブラック、ディープシーブルー、アイスホワイト、シルヴァーフロスト、ブラッシュゴールドの5色。P40 Pro+はセラミックブラックとセラミックホワイトの2色のみとなっています。
カメラ構成
そしてまずはP40のカメラから。800万画素3倍光学望遠レンズ(OIS)、5000万RYYB画素超ヴィジョン広角レンズ、1600万画素超広角レンズの三眼構成。
続いてP40 Proのカメラ。4000万画素超広角シンレンズ、5000万画素RYYB超ヴィジョン広角レンズ(OIS)、1200万画素RYYB5倍光学望遠レンズ(OIS)、ToFカメラの4眼構成。
そしてP40 Pro+のカメラ。4000万画素超広角シンレンズ、5000万画素RYYB超ヴィジョン広角レンズ(OIS)、800万画素10倍光学望遠レンズ(OIS)、800万画素3倍光学望遠レンズ(OIS)、ToFカメラの5眼構成。
またP40 ProおよびP40 Pro+はISO409600まで対応(P40は204800)。ビデオでは最高51200まで対応となっています(P40を除く)。また前モデルにもあった、2つのレンズで同時に動画が撮影できるデュアルビューにも引き続き対応しています。
そして3機種共通の5000万画素RYYB広角レンズですが、センサーサイズは前モデルのP30 ProやGalaxy S20 Ultraのものよりさらに大きく、iPhone 11 Pro Maxのものと比べ200%より光を取り込めるとのこと。
またピクセルサイズも2.44μmと比較的大きく、さらなるHDRなどが期待できます。
さらにXD Fusion Image Engineなるものを搭載。複数のカメラで複数の写真を撮ることによりより良い写真を生成します。
恒例の低照度環境での比較画像です。P30 Proの時点で既に頭一つ飛びぬけた性能でしたが、さらに鮮明に撮れるようです。
P40 Pro+は100倍ズームに対応
そしてP40 Pro+は10倍光学、20倍ハイブリッド、最大100倍ズームに対応(P40 Proは5倍光学、10倍ハイブリッド、最大50倍)。P40 Pro+のペリスコープカメラはP30 Proのペリスコープカメラと比べ、40%取り込める光の量が増えています。同じく100倍ズームが可能なGalaxy S20 Ultraとの比較画像を見ると、P40 Pro+の方が遥かに綺麗で繊細です。
またフロントカメラは3200万画素AFカメラ(P40のみFFカメラ)、IR深度ジェスチャーセンサー、アンビエント近接センサーを搭載し4Kセルフィービデオ撮影、どんな照明環境下でも顔認証が可能。またMate 30 Proにあった、スワイプでスクロール、掴んでスクリーンショットのジェスチャー操作にも対応。
その他カメラの特徴として、3つのマイクによるズーム先の音源がよりクリアになる「Audio Zoom」やAIによる不要な人物消去「AI Remove Passersby」、ガラスに反射した自分の手や端末消去「AI Remove Reflection」などの編集機能、7680fpsウルトラスローモーション、4Kタイムラプスなど。
よりプロフェッショナルな照明が欲しい人へ
よりプロフェッショナルな照明が欲しい人用にProfotoと共同開発されたプロフェッショナルスタディオライト。持ち運びやすく、簡単にプロフェッショナルな照明環境をどこでも手に入れることができます。
NEXT-IMAGE Awards 2020
ここでHuaweiによる写真コンテスト、NEXT-IMAGE Awards 2020の紹介。昨年の最優秀賞者は2万ドル(約219万円)の賞金とメダルないし証明書、世界的写真イベントParis Photoへの参加、Huawei P30 Proを手にしています。
Huaweiユーザーの皆さんは是非、エントリーしてみてはいかがでしょうか。期間は4月8日から7月31日までとなっています。
Kirin 990 5G搭載
SoCはKirin 990 5Gを搭載し、Snapdragon 865と比べ5Gでの電力消費が少ないことやAIパフォーマンスが優れていることをアピール。そのAIパフォーマンスはETH 3.0において、Kirin 990 5Gは70185、Snapdragon 865は27758と865の約2.5倍のスコアを叩き出しています。
またWi-Fi 6 Plus用の専用Kirinチップを搭載し、最高2400Mbps到達が可能とのこと。
他の特徴として、現在主流のデュアルSIMに加えeSIMも搭載しています。
40Wワイヤレス充電に対応
P40 Pro+では40W有線およびワイヤレス充電に対応(P40 Proは27W)。30分でのワイヤレス充電速度はiPhone 11 Pro Maxより330%早く、Galaxy S20 Ultraよりは82%とのこと。またリバースワイヤレス充電にも引き続き対応。Xiaomiも40Wワイヤレス充電を発表していましたが、製品化はHuaweiの方が先のようです。
EMUI10.1搭載
P40シリーズではEMUI10.1を搭載し、新たなアートパノラマテーマや、省電力な3Dレンダリングされた鮮やかなAOD(Always On Display)、コンビニエントマルチウィンドウなどが追加されます。
価格
気になるそのお値段はこちら。
Huawei P40 8GB+128GB €799(約9.6万円)
Huawei P40 Pro 8GB+256GB €999(約12万円)
Huawei P40 Pro+ 8GB+512GB €1399(約16.9万円)
Huawei P40およびP40 Proは4月7日発売、P40 Pro+は6月発売となっています。今回発表があったのは上の3構成のみですが、これから他の構成モデルも出てくることでしょう。
Huawei製AIアシスタント「Celia」発表
他のAIアシスタントと同様に、音声操作で電話をかけたり天気を聞いたりなど様々なことができるHuawei製AIアシスタント「Celia」(シリア)。筆者はHonor Magic 2を所持しているのですが、HONORのAIアシスタントYOYOはどうなるのか気になるところです。
コントロールパネルで他デバイスへのアクセスが便利に
右下または左下から上スワイプでコントロールパネルが出てくるように。この画面からスピーカーや照明等スマート家電に簡単にアクセスが可能です。
MeeTime
Huawei製ビデオ通話アプリ「MeeTime」。最高1080pのビデオ通話が可能で、低照度でもはっきりと顔が映ります。また通話相手と画面共有が可能。サードパーティー製デバイスにも対応し、自転車に乗りながらアクションカメラを通して通話をすることもできます。
さらにHuawei Vision(スマートTV)やSound X(スピーカー)など他のHuawei製品とも接続が可能で、シームレスにテレビの大画面で通話を続けることもできるとのこと。
AppleのAirDropに当たるHuawei Share。こちらは既に複数のHuawei製品に搭載されていますが、スマホ上のドキュメントをPCのソフトで開いたり、PC上での通話からスマホ上の通話へ移ることが可能などそのシームレスさをアピールしています。
スピーカーやWi-Fiなどとの接続も1タッチで完了。便利といえば便利ですが、このように自社製品で囲むのではなくXiaomi、OPPO、Vivoのファイル転送規格のように共通して使えるようにしてほしいところ。
クロスデバイスフォトギャラリー
同じWi-Fiに接続していれば、他のHuawei製品上のギャラリーにもアクセスが可能。複数デバイスに渡って検索ができ、あの画像どこだっけ、といったこともなくなります。
HMSは月間4億アクティブユーザーを突破
GMSの代わりとなるべくHuaweiが構築しているHMS(Huawei Mobile Services)。170以上の国や地域で使用され、月間アクティブユーザーは4億人、開発者およびパートナーは130万人を超える規模となっています。
またHuawei Videoではユニバーサルやディスカバリーチャンネル、デイリーモーションなどと提携しており、ユーザーはそれらのコンテンツを楽しむことができます。
個性的なデザインのケースいろいろ
スマホ本体を守るケースも様々なものが登場。上画像の個性的なデザインケースの他にはゲーム用ケース、スノーケリングケースなど。さらにP40 Proにはスペシャルエディションギフトボックスが存在。
Huawei Sound X発表
続いてDEVIALETと共同開発のスピーカー、Huawei Sound Xの発表。ハイレゾ対応で6つのフルレンジスピーカーを搭載し360°どこからでも音楽を聴くことができます。前述の通りHuawei Shareでワンタッチで操作が可能。
Huawei Watch GT2に新色登場
14日間のバッテリー持ちで世界的に高評価を得ているというHuawei Watch GT2。その新色、ニューシャンペンゴールドエディションが登場。Huawei Watch GT2は42mmと46mmの2サイズ展開ですが、こちらの新色は42mmのみとなっています。
価格は左のベルトが茶色の方が€249(約3万円)、白い方が€229(約2.8万円)。
Huawei Watch GT2e登場
よりスポーティーな見た目のHuawei Watch GT2eの登場。Kirin A1チップを搭載しGT2と同じく最大14日間のバッテリー持ちで、GPSモードでは30時間、音楽は24時間再生が可能。さらに深さ50mの防水、100種類のワークアウトモード搭載など。
価格は€199(約2.4万円)です。
Huawei Eyewear 2020年版発表
昨年9月に発表されたHuawei Eyewearを覚えている方はどれくらいいるのでしょうか。その2020年版となるスプリング/サマーシリーズの発表です。特徴としてデュアルセミオープンスピーカー、AIによるノイズリダクション、ワイヤレス充電対応など。
まとめ
今回は、いつもの無印、Proバージョンに加えPro+もあり3機種の発表となったP40シリーズ。個人的には、進行が早くバンバン情報を出しては進みさらに3機種が分けられておらずどれがどれに対応しどの機能を持っているのかが分かりにくく、リアルタイム更新している身としては正直勘弁してくれという発表会でした。
相変わらずGMS非搭載で、結局価格も高く便利な機能もエコシステムで囲っていて手が出ないかなと筆者個人としては思いましたが、読者の皆さんはどう思われたでしょうか。是非皆さんの意見をコメント欄へお寄せください。
proパンチホールなしとか言ってなかったっけ?